野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝で日本代表は米国に1−2で惜敗し、王座奪還の夢はついえた。死闘の数々を繰り広げた末ついに力尽きた「侍ジャパン」だが、日本の「野球」の強さを改めて世界に示したことは間違いないだろう。残念ながら今大会で1次リーグ敗退を喫した台湾代表にも大きな刺激となったはずだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝で日本代表は米国に1-2で惜敗し、王座奪還の夢はついえた。死闘の数々を繰り広げた末ついに力尽きた「侍ジャパン」だが、日本の「野球」の強さを改めて世界に示したことは間違いないだろう。残念ながら今大会で1次リーグ敗退を喫した台湾代表にも大きな刺激となったはずだ。

 台湾メディア・聯合新聞網は22日、元メジャーリーガーで富邦ガーディアンズ に所属するベテラン・胡金龍選手が日米戦を観戦後に「われわれは実力不足だ」と語ったことを報じた。

 記事は胡選手が試合観戦後に心中思うところがあったようだとしたうえで、胡選手が「われわれの実力は彼らに及ばない。比べ物にならない。もう自分も他人も騙すのはやめよう」と語り、自らの実力の現状を謙虚に受け止める姿勢を見せたことを伝えた。胡選手はまた「米国式野球と日本式野球の対決は、たった1試合の短期決戦でどちらが良かったと言えるものではない。ただ、ピッチャーが大事だということは見て取ることができた」とも感想を残している。

 記事はまた、1次リーグ3連敗で敗退した台湾代表について、郭泰源監督を批判する声が強い中、胡選手が「プレーをしたのは選手。みんな力を出し切った。ソウルでの試合で、郭監督の体調が優れないのは知っていた。1日も早く回復してほしい」と郭監督を気遣ったことも併せて伝えている。

 台湾のプロ野球は日本より一足早く、3月25日に開幕する。胡選手は「全体の環境、特に練習環境を改善する必要がある。プロ野球の大きな発展があってこそ、野球全体の実力も初めて進歩するのだ」と語っているとのことだ。

 今大会では日本、中国、韓国、台湾の4カ国・地域が参加したが、日本を除く3チームはいずれも1次リーグ敗退となった。アジア地域で実力を高め合い、次の大会ではより多くのチームが勝ち進めるようになることを期待したい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)