「中国は日本より何十年遅れている」という論調を、中国のネット上でしばしば見かける。国の規模も社会体制も異なる両国を一部の要素で比較した言論はあくまで「参考」として捉える必要があるが、古い日本の写真の中に、現代の中国になおも残る光景があるのも事実のようである。(イメージ写真提供:123RF)

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 「中国は日本より何十年遅れている」という論調を、中国のネット上でしばしば見かける。国の規模も社会体制も異なる両国を一部の要素で比較した言論はあくまで「参考」として捉える必要があるが、古い日本の写真の中に、現代の中国になおも残る光景があるのも事実のようである。

 中国メディア・今日頭条は22日、「1962年の日本人の日常生活に、今の中国で当たり前に見られる光景がある」と題した写真記事を掲載した。記事は、今から55年前の1962(昭和37)年に撮影された日本として10枚の写真を掲載し、その中に今の中国に共通する光景を指摘している。

 紹介された写真には、路上の市民パレード、駅前を急ぐ人びと、着物や割烹着姿の主婦が目立つ商店街、学帽を被った学生たちが駅前で整列している集団就職、繁華街の映画宣伝看板、未舗装の路地を行くオープンカー、道路いっぱいに入り乱れ身動きが取れなくなっている自動車といった光景が映っている。中には年代的に疑問がある写真も混ざっているが、いずれにせよ古き良き昭和のムードが漂ってくる写真が多い。

 この写真の中で記事が特に注目したのが、集団就職の光景だ。記事は「深センで働いたことのある人なら、見慣れているはずだ。これは集団就職者たちであり、同市龍華区の人材市場前で見られるのと基本的に同じ光景である」と説明した。このほか、自動車がやや無秩序に入り乱れる様子にも、親近感を覚えたようである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)