10年同棲して、なぜ結婚しない?「恋人以上、夫婦未満」という新しい関係

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<みきーるの女子マインド学>

 長いこと、彼女と恋人関係を続けている男性がいます。

 タカシさんは10年以上彼女と一緒に住んでいて、二人ともアラフォー。お試し同棲でもなく、十分な時を過ごしながら“夫婦”にならないのは、一体なぜなのか?

 彼に問うてみると、「彼女を守るため」とポツリ。詳しく聞くと、とても納得がいきました。

◆家族に結婚を壊される前に“あえて結婚しない”作戦!

「友達以上、恋人未満」という言葉がありますが、これからは「恋人以上、夫婦未満」という関係が広まるかもしれません。

 タカシさんの母親は、いわゆる“モンスター義母”で、これに参った彼の兄嫁は体調を崩して離婚しました。義母は嫁を自分の好きにしていい子分か何かだと思っていて、タカシさんの彼女にも「結婚したら、私に従ってもらう」と支配する気満々。

 また、彼女の父親も見栄っ張りな人で、何かというと自分より学歴の劣るタカシさんをやりこめました。

「自分たちは好き合っているし、この関係を大事に思っています。でも“結婚”することでお互いの家族にミソをつけられるのはイヤなんです。毒親って本当にいるんですよ。“嫁”じゃなければ母も彼女に手を出せないし、彼女の父親にあれこれ言われても、“他人の言うことだ”って聞き流せます」と、タカシさん。

「でも、将来のことを考えると心配じゃない?」と、さらに問うと、

「自分の老後とか? 支え合う方法はいくらもあると思うし、遺言状を書くとか、彼女に蓄えを残すことも考えていますよ」とのこと。

◆あらかじめ相手の家族と縁をもたないでおく“寸止め婚”

 タカシさんカップルは、家族から大事な人を守るため、あえて自分たちは“法的な家族にならない道”を選んだのです。

 感覚としては、あらかじめ相手の家族と縁をもたないでおく、“寸止め婚”みたいな感じでしょうか。法律上の夫婦ではないけれど、思いやりの絆で結ばれた二人の関係は、とても素敵だと思います。

 そういえば、好評のうち終了したドラマ「カルテット」の主人公たちも、恋人同士でもなければ、ささいな血縁すらなかったけれど、まごうことなき“家族”のような関係を築いていました。

 昨今、離婚原因の上位には「相手の親・親族の付き合いが面倒」(※)がランクインしています。

 せっかく結婚しても“家族”に壊されるなら、形式やしきたりにこだわらず、自分たちらしいパートナーシップを選び取る――そういうカップルも増えそうですね。

※参考)離婚の原因 1千人アンケートから見えた本当の理由

<TEXT/みきーる>
【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニヲタあるある』(アスペクト)『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。Twitterアカウント:@mikiru。公式ブログ『俯瞰! ジャニヲタ百景』