iPhone7/7 Plusの新色、(PRODUCT)REDは、売上の一部がHIV/AIDS対策の基金に寄付される製品です。しかし、中国では単なる「紅色」として発表されていることが分かりました。背後には中国の社会問題への配慮があるようです。

HIV/AIDS対策支援の iPhone7/7 Plus (PRODUCT)RED 、中国では単に「紅色」

iPhone7/7 Plus (PRODUCT)REDスペシャルエディションは、HIV/AIDS撲滅を目指すプロジェクトのために売り上げの一部が役立てられる製品です。Appleは長年、同プロジェクトを支援していますが、フラッグシップモデルiPhoneで導入されたのはこれが初めてで、アメリカや日本を含む世界40の国と地域で発売されます。
 
しかし、赤いiPhoneは中国限定モデルではないか、と噂されたほど伝統的に「赤」が好まれる中国ではApple中国のWebサイトに「(PRODUCT)RED」の文字がない、とTechCrunchが指摘しています。
 

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Apple 中国のWebサイト


 
これが中国語への翻訳の問題ではないことは、Apple台湾のサイトには「(PRODUCT)RED」の文字があることから明らかです。
 

Apple 台湾のWebサイト

中国、若者のHIV/AIDS感染急増が社会問題化

中国では近年、HIV/AIDS患者が若年層を中心に急増していることが社会問題となっており、中国政府の対策が効果を発揮していないと批判も巻き起こっています。
 
Appleとしては、HIV/AIDSがデリケートな問題となっている中国の状況を踏まえて、政府当局そして一般市民の感情に配慮して「(PRODUCT)RED」キャンペーンに触れず、単なる新色として発表したのではないか、とTechCrunchは伝えています。
 
一方で、IDCのアナリスト、ブライアン・マー氏は、iPhoneの販売が伸び悩む中国を狙った新色も、多くのユーザーが「iPhone8」を待っているために効果が薄いのではないか、と懐疑的に見ています。

 
 
Source:TechCrunch
(hato)