21日、韓国メディア・韓国経済によると、昨年スマートフォン「ギャラクシーノート7」の発火問題に揺れた韓国のサムスン電子が、安全性強化に総力を傾けたという最新モデル「ギャラクシーS8」を近く発売する。資料写真。

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2017年3月21日、韓国メディア・韓国経済によると、昨年スマートフォン「ギャラクシーノート7」の発火問題に揺れた韓国のサムスン電子が、安全性強化に総力を傾けたという最新モデル「ギャラクシーS8」を近く発売する。

「S8」のバッテリーを製作するサムスンSDIは、全部門における品質強化のため1500億ウォン(約149億円)を投資、製造段階でX線による全数検査を行うなど検査プロセスを厳重にした。同社関係者は「100万分の1の不良も見つけ出す覚悟」だと話す。バッテリーの完成品検査のサンプル数も大幅に増やし、「ノート7」で問題となった絶縁体テープには強化した素材を使ったという。

サムスン電子もまた、バッテリーの安全性確保のため充電・放電検査を追加するなど8段階の検査システムを新たに整えた。バッテリー外観のほか、電解液露出検査などは異例の全数点検を行っている。また、スマートフォン内部にバッテリー搭載空間を追加で確保することで、利用者が製品を落としても物理的衝撃を最小限に抑えられる仕組みを作り上げた。

サムスン電子のコ・ドンジン無線事業部長(社長)が「開発、製造、検証等すべての過程について対策を立てた」と語る同社の姿勢は、「次モデルを『この世の中で最も安全なスマートフォン』として発表する覚悟だ」と記事は伝えている。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「災いを福に変えるチャンスだ。消費者としては歓迎」「ノート7問題をきっかけに品質向上を図り、より競争力ある製品を作ってほしい」「爆発スマホ問題から『一番安全なスマホ』が生まれるなら、革新には違いないな」など、サムスンを応援するコメントが数多く寄せられている。

一方で、「次も爆発したら、いくらサムスンでもつぶれちゃうからね」「とりあえず発売後1カ月は静観しよう。安全と分かれば買うかも」「ここまで豪語して爆発したら笑える」といったコメントや、「安全なスマホって…スマホは危険物なの?」「得意げに言うことじゃない。爆発しないのが普通のはず」「というか、最初からそういう検査をすべきだったのでは?」と冷静な意見もあった。

なお、「S8」シリーズは韓国で来月7日に予約販売を開始、同21日に正式発売される予定だ。(翻訳・編集/吉金)