コンディションが不安視された清武曰く「やれることはやった。試合を楽しみたい」。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト特派)

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 UAE戦前日のミックスゾーンに姿を現わした清武弘嗣は、思いのほかすっきりとした表情をしていた。  今季、セビージャからC大阪に電撃的に復帰するも、右のでん部から右大腿部にかけての違和感により2節の浦和戦までは欠場。3節の札幌戦でフル出場、4節の鳥栖戦では決勝ゴールの起点となったものの、「身体がちゃんと作られておらず、まだコンディションが100パーセントまで上がってきていない」(ユン・ジョンファン監督)状態で代表に合流してきた。  しかし、清武は開口一番「コンディションは悪くない」と復調をアピール。「不安はないし、やることはやった。明日は試合を楽しみたいです」とUAE戦に向けて気持ちを高ぶらせる。  今回のUAE戦には周知のとおり、キャプテンの長谷部誠はいない。離脱前のミーティングで、清武ら思いを託された選手は「代表とは特別な場所」と言葉を投げかけられたという。ブラジル・ワールドカップ終了後、「ハセさんを見ていたら、キャプテンになりたいという目標も湧いてくる」と話すほど敬愛する先輩に応えるためにも、「心の中で受け止めたものをピッチで表現したい」と闘志を燃やす。 「チームを引っ張ってきたキャプテンがいないのは、正直すごく痛いし、心細いですけど、それを感じさせないようなプレーをしないと。自分たちが“変わるチャンス”だと思うので」  試合会場のハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアムは、UAEの主力であるオマル・アブドゥルラフマンらが所属するアルアインFCのホーム。完全アウェーの戦いが予想され、清武も「独特の雰囲気になると思う」と警戒する。 「我慢しなければいけない時間帯で、いかにチームがまとまっていけるか。前半のうちに得点が入るに越したことはないけど、後半勝負になると思うし、イメージはできている。このアウェーの地で勝てればまた波に乗れると思うので、勝点3を求めてやっていきたい」  たとえどんな起用法であっても、清武は勝利のために死力を尽くす覚悟だ。 取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト特派)

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