by The U.S. Army

1機2万円ほどのドローンを撃墜するために、1発3億円のパトリオットミサイルを発射した事例があるとアメリカ軍司令官が語ったことが話題になっています。

Small drone 'shot with Patriot missile' - BBC News

http://www.bbc.com/news/technology-39277940



CNN.co.jp : 2万円の市販ドローン、4億円のパトリオットで撃墜

http://www.cnn.co.jp/fringe/35098336.html

これはアメリカ陸軍訓練教義軍団のデビッド・パーキンス司令官が、2017 AUSA Annual Meetingの中で語ったもの。以下のムービーで、15分あたりから該当する発言を聞くことができます。

AUSA 2017 - GEN David Perkins, Commanding General, U.S. TRADOC - YouTube

パーキンス司令官によれば、Amazonで200ドル(約2万円)ほどで買えるようなドローンを、パトリオットミサイルで撃墜した事例があったとのこと。実行したのはある同盟国の部隊だそうですが、どこなのかは明かされていません。

当然、1発300万ドル(約3億円)とも言われるパトリオットミサイルを使うのは経済的には妥当とはいえないもので、パーキンス司令官は「私が敵なら、eBayで300ドルのクアッドコプターを買えば、それだけでパトリオットミサイルを浪費させられると考えます」と指摘。わざわざ高価なパトリオットミサイルを使わなくてもいいように、大規模な地対空ミサイル防衛網を整備すべきだと主張しました。

英国王立防衛安全保障研究所のジャスティン・ブロンク氏は「この事例は明らかなオーバーキルです。国家間戦争に備えて設計された高価な兵器を所有する軍隊が、安価で容易に利用できる民間技術へ対応するときに直面する課題が露呈しています」と状況を説明しています。

ちなみに、ブロンク氏によると、パトリオットミサイルのレーダーシステムは洗練されているとはいえ、小型のドローンを効果的に狙うには苦労するかもしれないとのこと。

近年、イラクではドローンに武器を取り付けて治安部隊を狙う事例もあるとのことで、対ドローン戦用の適切な武器が求められるようになっているようです。