『島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭』

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 沖縄で開催される映画祭『島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭』の概要発表会が、3月21日に吉本興業株式会社東京本部にて行われた。イベントのMCをガレッジセールのふたりと木佐彩子が務めたほか、木村祐一、中尾明慶、小出恵介など、本イベントの上映作品にまつわるゲストも登壇した。

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 2009年より"Laugh & Peace"をコンセプトにスタートした沖縄国際映画祭は、2014年より『島ぜんぶでおーきな祭』と名称を変更。映画、音楽、お笑い、ファッション、アート、スポーツなど総合エンターテイメントの祭典として知られている。沖縄国際映画祭実行委員会の実行委員長で、吉本興業株式会社代表取締役社長の大洋は、「映画祭となってますけど、1年365日、離島も含めた沖縄の市町村でいろんな催しをしていて、今回の会場は12市町村に及びます。島の応援団も増えました。見よう見まねで始めた映画祭ですが、今年で9回目を迎えます。少しずつですが成長していると思いますので、温かく見守っていただければと思います」と呼びかけた。

イベントでは、“特別招待作品”枠として、公開を控える新作やアジア各国の作品を中心に日本未公開の海外作品が上映される。今回のワールドプレミアで上映されるのは、GACKTが主演を務める映画『カーラヌカン』。発表会には、“特別招待作品”枠で上映されるドキュメンタリー映画『ワレワレハワラワレタイ〜ウケたら、うれしい。それだけや。〜』に登場する木村祐一が登壇した。同作で木村は、インタビュアーとして107組の芸人に話を聞いている。木村は、ドキュメンタリーの内容について「創業100年当時のアーカイブ的な映像の未公開版が上映されます。笑いはないです」と言いきった。

 また、ガレッジセールのゴリから「真面目なことを話すのって、芸人さんは恥ずかしかったりする。インタビューで本音を引き出すときに気を付けたことは?」と訊かれた木村は、「目力です。僕、怖い顔してますもんね」と冗談を言いながら、「(インタビュイーとは)同じ職業ですから、本心を聞きたいということが伝わってたんじゃないかな」と返答。今田耕司には一度取材を断られたものの、直接会いに行くと引き受けてくれたというエピソードも明かした。

 今夏、Netflixで配信される予定の明石家さんま企画・プロデュースのオリジナルドラマ『Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜』からは、ジミー大西役の中尾明慶と明石家さんま役の小出恵介が登壇。オファーが来た時、「できることなら、やりたくなかった」と本音を漏らした中尾は、「お世話になっているさんまさんから『お前がやれ』と言われたので、喜んで出させていただきました」と出演を決めた理由を明かした。役作りについては「(資料映像を)見れば見るほど、ジミーさんがどういう人なのか、役として掴む難しさがありました。けど、クランクインすると、周囲がジミーさんのことを考え過ぎなくていいと思わせてくれたので、あまり気にしなくなりました」と撮影を振り返りつつ、「さんまさんが僕らより先に観て、やってくれてよかったっていうメールをいただいた時はホッとしました」と語った。

 一方、さんま役のオファーを受けた小出も、「さんまさんと関わることができる機会は今後ないかもしれないなと思ってやらせてもらいました」と引き受けた理由を説明。さんまからの演技指導もあったらしく、「僕とジミーの関係はこんな感じ、あとはよろしくっていう感じでした。こっちから訊くといろいろと返してくれるんですけど、台本に書いてある台詞を言ったら"今のはないわぁ"って言われたこともありました」と明かした。

 さらに、ジミー大西本人も登壇。1話を撮る前には、さんま、ジミー大西、中尾、小出の4人でのリハーサルを行ったという。中尾は「ジミーさんとさんまさんが1話の最初から最後までやって。俺らがやったらこんな感じやって」とその様子を明かし、続けて小出も「ただ、台本の台詞は一言も言ってない。雰囲気を伝えながら、シーンを的確に捉えていくという感じだった」と印象を語った。ジミーは、中尾の演技について「僕より上手い。1000%」と絶賛するも、ゴリに「ジミーさんよりジミーさんが上手い人はいない」と突っ込まれる一幕も。さらに、ドラマの見どころを聞かれたジミーは、「さんまさんから台本も作品も、何もかも観るなと言われているので、見どころがわからない」と告白し、会場の笑いを誘った。

 テレビ放送局と吉本興業がタッグを組んで制作した作品を上映する『TV DIRECTER'S MOVIE』からは、『お前はまだグンマを知らない』主演の間宮祥太朗、『N.Y.マックスマン』主演の稲葉友が出席した。間宮は「群馬愛に溢れる作品で、原作者の井田ヒロト先生にもお会いしたんですが、圧倒的な熱量の群馬愛を感じました」と、作品の魅力を説明した。稲葉は「特撮に出ていた人達が集まっていて、各世代のいろんなヒーローが混ざり合って面白い空気ができあがっていたと思います。世代を超えた共演も、楽しんでいただければ」とアピールした。

 "住む街のさまざまな魅力を伝え、地域を活性させたい"という地元愛を、映画を通して伝えるプロジェクト『地域発信型映画』では、『豆腐の角に頭ぶつけて生きる〜#TANAGURA〜』主演の川村ゆきえ、ロバート・山本博主演『耳かきランデブー』からはしずるが参加した。撮影のエピソードを聞かれた川村は、「豆腐の角に頭をぶつけるシーンがあるんですけど、柔らかいかなと思っていたら、弾力があって跳ね返って。ポジションを取るのが大変でした」と返答した。

 尚、本プロジェクトでは、ゴリが監督を務めた『選ばれた男』(沖縄県石垣市)も上映される。ゴリは「外国人から観た石垣島を撮れないかという打診がまずあって、沖縄に寄港する台湾からのクルーズの許可も下りるということで、手紙を拾った台湾の男の子が石垣島へ女の子に会いにくるというラブコメディにしました」と、作品を紹介した。

 そのほか、 お笑いイベント、ファッションショー、スポーツイベントといった内容をはじめ、映画祭では著名人を講師として迎えて作品を上映する『桜坂映画大学』、次世代の映像作家の発掘と支援を目的とした『クリエイターズ・ファクトリー U-25映像コンペティション』なども上映される予定だ。さらには食をテーマとした『JiMOTO CM COMPETiTiON』、国連で採択された2030年までの世界の新たな目標“持続可能な開発目標(SDG エス・ディー・ジーズ)”によるプロジェクトも行われる。

 『島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭』は、4月20日から23日に開催される。(リアルサウンド編集部)