日本新記録を連発するキューティ女子高生がいる。進化を続ける16歳、リオ五輪競泳代表の池江璃花子だ。2月18日、女子50m自由形の日本記録を樹立したが、これが14度めの日本記録更新というから喝采ものである。

「大会や合宿でなかなか学校へ行けないのですが、彼女なりに女子高生ライフを楽しんでいますよ。原宿や池袋でショッピングしたり、プリクラを撮ったり。好きな俳優は、坂口健太郎だそうです」(スポーツライター)

 最近は、とくに「美」への研究にも余念がないという。

「動画サイトで、メイクの研究を熱心にやっています。髪型をボブにしたり、制服のスカートの丈も少し短めになりましたね。気が早いことに引退後の心配までしていて、先輩の五輪メダリストにダイエット法を聞いたり、インタビューに来た女子アナに、足を細くするマッサージ法を逆取材することもあります」(テレビ局関係者)

 女子力アップはいいとして、そうなると心配なのが恋愛だ。

「母親からは恋愛禁止令が出ていますが、本人は『素敵な人が現われたら恋をしたい』と言っています。ただ、まだ恋愛もデートも経験はないようです。そのぶん、同い年で仲のいい今井月(リオ五輪競泳代表)と、『恋バナ』で盛り上がっています」(同)

 恋にはまだ早いようで、ファンはひと安心だ。

 昨年のリオ五輪では7種目に出場し、現在8種目の日本記録を保持。強さの秘密は何か。スポーツ紙記者が明かす。

「強みは手足の長さ、関節の柔らかさ。とにかく身体能力が高い。ただ、それだけなら過去に何人もそういった選手はいたが、池江が決定的に違うのは頭のよさ。『水泳脳』が優れているということ。どう泳げば速くなるか、そのためにどんな練習をすべきかを理解し、貪欲に吸収する能力がある。この『水泳脳』を持った選手は、北島康介など数人しかいない」

 となれば東京五輪への期待も膨らむ。

「これまで14回も日本記録を更新しているが、これは体が大きくなり、それにともない泳ぎも大きくなっているから。単純に考えれば今後、世界記録、五輪でのメダルも期待できる」(スポーツライター)

 しかし、不安がないわけではない。

「体の成長とともに記録が伸びてきたが、成長が止まったときどうか。これは未知数と言うしかない」(同)

 水泳界のアイドルは4月から高校2年に。フランス・マルセイユの合宿を終えたばかり。次はジュニアオリンピック(27日開幕、辰巳)でリレーに出場する予定だ。

(週刊FLASH 2017年3月14日号)