NINTENDO64用ソフトとして1996年に発売されたマリオカート64は今でも根強い人気を誇っており、Googleの機械学習ライブラリTensorFlowを使って全自動運転を再現したり、プレイデータを解析したりと、最新の技術をマリオカート64で試してみるような試みがしばしばネット上を騒がせることがあります。Gordon Hlavenkaさんは近年めざましい発展を遂げる電気自動車を「マリオカート64のコントローラーとして使う」という大胆なチャレンジに挑戦しており、実際のハンドルを切ってマリオを自在に走行させるムービーが公開されています。

Drive a Chevy Volt in Mario Kart! - YouTube

ムービーの最初に映し出されている、複数のケーブルがつながれたむき出しの基板のようなものは、シングルボードコンピューターのRaspberry Pi。自動車用の通信ソフトウェアであるCAN-BUSをインストールし、自動車の自己診断機能であるOBD2用のデータリンクコネクタからつなぐことで、PCと自動車を接続しています。



ハンドルの奥にはPCが置かれており、このPC上で起動しているNINTENDO64のエミュレータ上でマリオカート64をプレイするわけです。ムービー中で使用している自動車はシボレーのハイブリッド電気自動車「Volt」で、Raspberry PiがVoltのハンドルやアクセルなどの動きを検知し、ゲーム上の動作に反映させるわけです。



はじめは特にハンドルなどを操作しているわけではないのですが、PC上のマリオカート64ではゲームモードや使用キャラクターがどんどん決められていきます。



ゲームスタート時になって、ハンドルに手が置かれました。ムービー中では最も簡単なコースである「ルイージサーキット」を走ります。



レースがスタート……と思いきや、アクセルを踏むのが早すぎてスタートダッシュに失敗。



というわけでビリからレースが始まります。



ハンドルを回すとPC画面上のマリオもゆるりと曲がります。ただし、操作はかなり難しいようで、コースを出たり入ったりのふらふら運転が続きます。



コース上でゲットしたアイテムを使用するにはワイパーを動かせばOK。ダッシュキノコを使ったあと、自動車のワイパーが動いているのが赤枠部分を見るとわかります。



他にもハイビームでジャンプが可能となっており、まるでアーケード版の「マリオカート アーケードグランプリ デラックス」のように実際にカートに乗って操作するかのような感覚が味わえるようになっています。