浅野は“因縁の相手”であるUAEに、ゴールでリベンジを果たせるか。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト特派)

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 浅野拓磨が日本代表にコンスタントに招集されるようになって、まもなく1年が経過しようとしている。それでも、日の丸を背負うことには常に緊張感があるという。それゆえ、キャプテンの長谷部誠が離脱した影響についても「誰かがいて、誰かがいないから、どうだと感じる余裕がまだ僕にはない」と若きスピードスターは話す。 「言い方は悪いですけど、そういうこと(長谷部の離脱)でさえも、僕らはチャンスと思ってやらないといけない。自分がピッチに出て、しっかりアピールする。あとは、日本の勝利しか考えていません」  所属クラブのシュツットガルトでは、今季21試合に出場して2得点。ゴール数は思うように伸びていないが、2トップの一角や両サイドハーフ、時にはインサイドハーフと様々なポジションを経験して、メンタル面の成長に手応えを感じている。 「これまでも代表ではサイド(ウイング)が多くて、最初は正直、普段やっていないから難しいなと感じたり、戸惑いもなくはなかった。でも、いろんなポジションを経験しているからこそ、チャンスが回ってきても物怖じせずにプレーできるメンタルはついてきたかなと。もちろん、できれば自分の特長(裏を狙う動きやスピード)が生きる一番前(FW)をやりたいですけど、どこで出ても結果を残せるだけの自信はあります」  浅野にとって、最終予選初戦で敗れているUAEは“因縁の相手”だ。昨年9月にホームで対戦した際は、1-2と1点ビハインドで迎えた77分に放ったシュートは、相手DFに当たって軌道が変わり、ゴールラインを割った、はずだった。しかし、主審の判定はノーゴールで、浅野の得点は「幻」に終わった。ここで自分のゴールで勝利に導ければ、自身も、チームも勢いに乗れるだろう。 「それこそ、この世界は『結果がすべて』。これまで(調子の)良い人が出れるかというとそうじゃなくて、今良い人が試合に出続けられると思う。どういう場面で使われるにしても、出場した時のことを考えて、しっかり心の準備をしておくだけかなと。僕も今は追いかける立場ですけど、そのチャンスをモノにできれば世界も変わるし、どんな時でも貪欲に結果を求めないといけない」  UAEの地で、会心の“ジャガーポーズ”が飛び出す瞬間を期待したい。 取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト特派)

【日本代表PHOTO@UAE】冒頭15分以外非公開。決戦へ“戦闘モード”に突入