復縁から結婚する方法〜元彼と結婚できる確率は?〜

写真拡大

一度は別れを迎えた元彼。だからこそ、そんな相手と結婚することはできるのか、結婚生活はうまくいくのか、疑問を抱いたことはありませんか? そこで今回は、復縁アドバイザーの浅海さんが、3万件を越える自身の復縁相談の中から、復縁からの結婚に成功したカップルの事例を紹介。さらに、「復縁した元彼と結婚する方法」について、解説してもらいました。

<目次>
■そもそも復縁から結婚できる確率って?
 ★復縁から結婚できる可能性とは?
 ★実際に復縁から結婚したカップルのエピソード3つ
■元彼と復縁から結婚できた女性の共通点とは?
■復縁から結婚する方法とは?
 ★元彼が復縁後の結婚を考えるきっかけって?
 ★復縁から結婚するための3つのポイントとは?
■復縁カップルの結婚はうまくいくのか?
■まとめ

■そもそも復縁から結婚できる確率って?

復縁したあと、結婚できるものなのですか? とよく聞かれます。というのも、一度関係が破綻してしまった相手なので、そのような相手が自分との結婚を考えてくれるのかな? と思ってしまうのでしょう。ただ、実際は復縁のあとに結婚をするカップルは意外と多いです。実数を計測しているわけではないのですが、私にお寄せいただくご感想やご報告を拝見する限りでは、復縁後に結婚をするカップルは3割程度いるというのが実感値です。

★復縁から結婚できる可能性とは?

では、どんなカップルだと復縁後に結婚、という流れになっていくのでしょうか。

まずは自分から別れを告げて復縁した場合について。やはりいちばんネックになるのは、相手からの信頼が薄いという点です。何かあったらまた逃げ出すのではないか、また別れたいと言い出すのではないか、そんな不安から結婚に踏み切れないという男性もいます。なので、復縁後にしっかりコミュニケーションを取り、相手からの信頼を回復できた段階で、そのまま結婚するという流れになるでしょう。

逆に、相手から別れを告げられたのちに復縁をした場合は、相手は結婚したいと思っているケースが多いです。というのも、自分から別れを告げたのにやり直すというのは、相手からすればかなり考え抜いて出した結論だということ。それだけ「やっぱりこの人だな」と感じて相手は復縁を決めています。ですから、結婚も視野に入れていることが多いのです。ただし、この場合にも、ひとつネックになることがあります。それは先ほどとは逆で、こちら側が一度振られた経験から、相手のことを信頼できないという点。「また振られるかもしれない」という思いから、結婚に二の足を踏んでしまいがちになります。

つまり、これらのネックを乗り越えることができれば、結婚する可能性は十分にあると言えます。

★実際に復縁から結婚したカップルのエピソード3つ

ここでは、私が復縁相談を担当したカップルの中で、実際にご結婚をされたケースを紹介しましょう。

まずひとつ目は、Kさん(28歳女性)のケースです。

Kさんと彼は結婚を視野にお付き合いをされていましたが、仕事をしたいバリバリしたいKさんと、家庭に入って欲しいという彼と、意見の違いから別れに至っていました。その後、2人は復縁をしましたが、Kさんは彼と別れたことで考え直す点があったと言います。仕事も大切だけれど、好きな人と家庭を築いていくということも十分魅力的だと感じたそうです。そこから2人の価値観が近づいていき、無事に結婚に至ったとのことでした。

2つ目のケースはSさん(25歳女性)のケースです。

この方は結婚願望が強く、早く結婚したいと思っていました。ですが彼は独立志向が強く、会社を辞めたいと言っていたのです。「独立するならしばらく結婚どころじゃないだろうな」ということで、Sさんは彼に別れを告げました。別れたあとも彼とは友だちのような関係が続いていましたが、彼に接する中でやはり夢を一緒に応援したいと思うようになったと言います。そんなSさんの気持ちに彼は応えたいということで、2人は復縁。その後彼は無事に独立し、大変なときに支えてくれたSさんと結婚を決めたそうです。

3つ目はバツイチの彼との復縁をしたMさん(31歳女性)のエピソードです。

Mさんの彼には離婚歴があり、前の奥様との間にお子さんがいました。そのお子さんの教育費を支払っており、月に1回はお子さんと面会をしていたと言います。彼はMさんのことを好きだったようですが、自分の状況を考えるとMさんには初婚の男性と結婚し、普通に幸せになって欲しいと思っていたそうです。そのころ、Mさんも彼との交際を親に反対されていました。お互いに好きな気持ちがありましたが、それゆえに別れに至ってしまったとのことでした。しかし、その後「困難を一緒に乗り越えていきたい」ということでMさんと彼は復縁をしました。バツイチの彼との結婚にMさんのご両親は猛反対したそうですが、Mさんはとても真剣に2人を説得したそうです。その姿を見た彼が、絶対にMさんを幸せにしたいという決意を固めたようで、結婚に至りました。

■元彼と復縁から結婚できた女性の共通点とは?

復縁から結婚という流れに至った3つのケースを紹介しましたが、この3人の女性にはある共通点がありました。

(1)素直に自分の間違いを認めて改善しようとした点
(2)相手を思いやる気持ちを持っていた点
(3)幸せにしてもらうのではなく、幸せにしたいと思っていた点

いずれも、別れる前とあとで、3人の女性が大きく変わった部分でした。

■復縁から結婚する方法とは?

先ほどの共通項から読み取れる、とても大切なポイントがあります。それが、「相手を理解しようとした」という点です。Kさんの例が典型的ですが、最初はお互いに主張が合わず別れに至っています。ですが、別れたことで、その主張が別れてまで押し通したいものだったのか、ということを冷静に考える時間ができたようです。

そのため、復縁後は自分の主張を押し通すのではなく、相手の意見も聞きつつ、妥協点を探れるようになっていきました。バツイチの彼と結婚したMさんも、最初は自分の親を説得しようとしない彼に対して、不信感を持っていたようです。そのことが衝突の原因になり別れに至っていました。ですが、Mさんの幸せを願うからこそ離れたという彼の気持ちを考えると、親を説得するのは難しかったのだろうと相手を理解したと言います。そこから、彼への気持ちがガラっと変わったのだとか。したがって、自分自身で両親を本気で説得したそうです。

このように、別れたことで「相手をちゃんと理解したい」という気持ちが強くなり、その気持ちが相手にも伝わり、大切にしたいと思われるようになったことが結婚につながったのでしょう。

★元彼が復縁後の結婚を考えるきっかけって?

彼が結婚後に復縁したいと思う女性は、やはり自分を大切に思ってくれていることが伝わってくる女性です。応援してくれる、支えてくれる。そういった安心感から生涯をともにしたいと思うようです。逆に、「幸せにして欲しい」「支えて欲しい」といった依存心の強い女性とは、復縁後もまた別れてしまうケースが多いもの。「●●してほしい」ではなく、「●●してあげたい」という献身的な気持ちに男性は弱いのです。

★復縁から結婚するための3つのポイントとは?

では、どうすれば復縁後に彼が「結婚したい」と思う女性になれるのでしょうか。それには3つのポイントがあります。

(1)彼の興味のあることに興味を持つ
(2)してもらうことばかりではなく、してあげられることを考える
(3)感情任せに相手を批判しない

男性は一般的に、ひとつのことに集中しがちです。仕事に夢中になったり、趣味に没頭したり。そういうときに、「私にもかまってよ」と非難するのではなく、一緒に楽しめる、話題に入れるように努力することが大切です。共通の話題はひとつでも多いほうが良いので、彼の興味のあるものに興味を持つと、一緒にいて楽しい女性だと思ってもらえます。すると、(男性側も)ずっと一緒にいたいという気持ちになっていきます。

また、感情任せになってしまう女性は、やはり結婚を避けられる傾向にあります。理由は、結婚後、子どもに対してもヒステリックに怒鳴り散らすのではないか、という警戒から。将来を想像したときに、穏やかで明るい家庭を築きたいと思う男性は多いので、感情任せに批判したり行動したりするのは避けたほうが良さそうです。

■復縁カップルの結婚はうまくいくのか?

復縁後のカップルが結婚をすると、とてもうまくいく傾向にあります。「雨降って地固まる」ではないですが、一度別れを経験したことで、その分相手に対して「戻ってまで選んだ人だから」という特別感を抱くからです。

ただそれも、別れたことによってお互いが成長したり、相手を思いやる気持ちが芽生えたりしたからこそ。なんとなく馴れ合いで復縁をするよりは、悩んでもがいて、お互いにぶつかりながら復縁にたどり着いたカップルのほうが長く続くでしょう。

復縁したいという入り口にいる人は、復縁後の結婚までは想像できないかもしれません。ですが、復縁後の関係というのは意外と強固になることも多いです。今、あなたが辛い、悲しいと思っていることは、今後大きな糧になり、彼との関係をもっと強くするための経験になりえます。ぜひ前向きにがんばって下さいね。応援しています!

■まとめ

浅海さんのアドバイスはいかがでしたか? 別れを迎えたあと、自分自身成長ができていれば、元彼が「結婚したい」と思う女性になれるようです。一度別れた相手との結婚には、不安がつきもの。しかし、別れたからこそお互いの反省点はよく見えているはずです。別れたときの問題はなんだったのかを見つめ直すことで、復縁した彼との幸せな結婚をめざしていきたいですね。

(文:浅海、マイナビウーマン編集部)