22日、環球時報は、中国の算数教材が英語に翻訳され、英国の小学校で使用されることになるとする英メディアの報道を伝えた。資料写真。

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2017年3月22日、環球時報は、中国の算数教材が英語に翻訳され、英国の小学校で使用されることになるとする英メディアの報道を伝えた。

記事は、英紙ガーディアンの20日付報道を引用。先日開かれたロンドンブックフェアにおいて、大手出版社ハーパーコリンズが上海の出版社との間で、中国の小学生向けに出版された算数教材36種類を英語に翻訳し、英国の学校に提供する合意文書にサインした。

ハーパーコリンズの責任者はこの合意を「歴史的」と称するとともに、「英国政府は児童のレベル向上を望んでいる」と語っている。経済協力開発機構(OECD)が15歳の生徒を対象に行った学習到達度調査によると、2015年中国(北京・上海・広東省・江蘇省の4都市を総合したデータ)は数学的リテラシーの平均得点で6位だったのに対し、英国は27位だった。英国政府は昨年、4100万ポンド(約57億1100万円)を投じてイングランドにある小学校の半分でアジア式の教育方法を採用し、中国から教師を呼び込むことを発表している。

これらの動きに対して、専門家からは疑問の声も出ているようだ。中国のある教育専門家は「中国と英国では教育評価体系が違う。中国の生徒の大部分が大学入試を受けるため、数学が難しくなっている」と指摘した。一方、「中国の教育は西洋より優れているというが、創造力の軽視や試験偏重という問題もある」との意見もある。

記事によれば、オックスフォード出版社もすでにシンガポールの教材をベースとした算数テキストを出版しているという。記事は、ガーディアンが「中国の教材に英国の出版社が興味を示していることは、中国に誇らしさを感じさせることだろう」と評したと伝えている。(翻訳・編集/川尻)