中国で人気の高い日本のファッションブランドと言えば、第一に挙がってくるのがユニクロだろう。その秘訣は、日本とは異なるブランドの位置づけにあるようだ。中国メディア・今日頭条は20日「どうしてユニクロは日本と中国でこれほどまでに違うのか」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Xie Fei/123RF) 

写真拡大

 中国で人気の高い日本のファッションブランドと言えば、第一に挙がってくるのがユニクロだろう。その秘訣は、日本とは異なるブランドの位置づけにあるようだ。中国メディア・今日頭条は20日、「どうしてユニクロは日本と中国でこれほどまでに違うのか」とする記事を掲載した。

 記事は、ユニクロが日本市場で伸び悩む一方、海外市場では日本を上回る成長を見せており、特に最大市場である中国では昨年1年間で72店舗がオープンし、店舗数が500を超えたと紹介。日本市場では廉価で質の良いブランドとして認知される一方、中国ではミドルエンドのブランドであるとし、両国において異なるブランド価値を提供する理由について分析している。

 まず日本市場については、「高度消費社会の飽和状態にある今、消費者はモノの所有に対して強い情熱を示さない。特に東日本大震災によってこの消費観念に拍車がかかり、ユニクロは良い品を安く提供することで成長してきた」と説明。そして昨年実施した値上げについて「外部は重大な施策ミスと認識している。なぜなら『ユニクロは廉価で良い品』という日本の消費者の価値観を壊してしまったからだ」と伝えた。

 続いて、中国市場における位置づけについて解説。中国進出当初は日本市場同様の位置づけだったものの、中国のローエンドブランドに打ちのめされる結果になったため、商品価格を10-15%高めてミドルエンド路線に転換したと紹介した。この変化が中国の消費者の印象をより良く変えることに成功し、「味があり、ファッション性や品質があるブランドイメージ」を作りあげたとした。

 記事は「ブランド価値によって、ブランドの発展方向が決まる。ユニクロの日本市場と中国市場の違いはますます大きくなる可能性がある」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Xie Fei/123RF)