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(台北 22日 中央社)台南市にあるシラヤ国家風景区の虎頭ヒダムは清代の1846年に建設され、今年で建設171年目を迎える。台湾で最初にできたダムとされ、その景色の美しさから「小日月潭」とも称されている。(ヒ=土へんに卑)

台湾は渇水期と豊水期の降水量の差が大きく、しばしば水不足に見舞われるため、灌漑設備の整備が重要となる。そこで、地元の権力者であった欧陽安による出資で虎頭山の麓にダムを建設した。

灌漑面積は建設当初230ヘクタールだったが、日本統治時代には600ヘクタールまで広がった。しかし、地震や豪雨などの天災が重なったことと、近隣の開発が進んだことなどから、水質に影響を及ぼすとされ、1949年以降の灌漑面積は250〜300ヘクタールの間で保たれている。

虎頭ヒダムは灌漑施設として重要な役割を果たすだけでなく、古来から美景を称えられており、現地生まれの詩人、王則修がその景色の美しさを作品の中に残しているほどだ。また、日本統治時代には、昭和天皇の即位を記念し、神社が建てられたこともある。

(黃雅娟/編集:楊千慧)