物事の価値を見抜く日本人の眼力は「恐ろしすぎる」=中国報道

記事は、ある中国人が東京の小さな書店に足を運んだ時に「あっけにとられた」と紹介し、それはその書店に置かれていた数多くの書籍は「古代中国人が遺した宝」、つまり中国の古代医療・医薬・養生に関連した書籍だったからだと説明した。
また、その書店に置かれていた書籍について、例えば平安時代の人物である丹波康頼が撰した「医心方(いしんぼう)」について説明する書籍があったと説明。医心方はすべて漢方医学をはじめ、中国の古代医療について書かれた医学書であり、こうした医学書を説明する書籍が東京の小さな書店に存在することに大きな驚きを示した。
さらに、「活人心法」、「五福全書」、「万寿丹書」、「修真秘要」、「東坡養生集」など中国の明朝時代に編纂された古代中国の医学書に関する書籍。また、「黄帝内経」という中国で最古の中国医薬書を日本の現代語に訳した書籍。そして、西暦3世紀の初めに「傷寒雑病論」として記され、現在では「傷寒論」と「金匱要略」の2部に分かれて伝わっている中国医学について説明・研究した書籍も日本には数多く存在していると紹介した。
最後に記事は、中国医学が日本人の研究対象となっていることを「とても誇りに感じる」と主張すると同時に、日本人が中国医学を非常に重要な知識と認識しているにもかかわらず、中国人のなかには中国医学の価値に気づていない人も少なくないと論じた。
物事の価値を見抜く眼力の重要性は強調しても強調し過ぎることはない。こうした眼力があれば、他人が持つ長所から学び、自分を成長させることができる。日本人の学習能力を称賛する見方も中国には存在しているが、日本人のこうした長所は引き続き大切に育ててゆくべきだと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)