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ソフトバンクが買収したイギリスの半導体メーカー「ARM」が、次世代のCortex-Aプロセッサでベースとなる新技術「DynamIQ」を発表しました。この技術はAI(人工知能)や機械学習において優れたパフォーマンスをみせるものとなるそうで、自動運転カーなどへの活用が期待されます。

ARM DynamIQ: Expanding the possibilities for artificial intelligence - Processors blog - Processors - ARM Community

https://community.arm.com/processors/b/blog/posts/arm-dynamiq-expanding-the-possibilities-for-artificial-intelligence



ARM DynamIQ Technology for the next era of compute - Processors blog - Processors - ARM Community

https://community.arm.com/processors/b/blog/posts/arm-dynamiq-technology-for-the-next-era-of-compute



DynamIQ」はARMのCortex-Aシリーズおよび、半導体開発におけるマルチコアマイクロアーキテクチャに大きな変化をもたらすであろう新技術です。DynamIQは柔軟性と多機能性をあわせもった技術で、セキュアな共通プラットフォームを介してエッジからクラウドまで、幅広いデバイスにおけるマルチコア体験を再定義するものになるとのこと。

ARMの「big(高性能).LITTLE(低消費電力)」は、2つまたは4つの高性能なコアと、2つまたは4つの低消費電力なコアを組み合わせることで、同じ設計で2つの異なるARMプロセッサを使用できるというものです。DynamIQはこのbig.LITTLEテクノロジーを進化させたもので、これまで不可能だった「1+3」や「1+7」のような構成も可能となり、利用場面に応じた最適な構成を提供できるわけです。



DynamIQの登場により、「2017年の後半にはCortex-Aシリーズに以下のような新機能やメリットが追加される」とARMは発表しています。

・機械学習およびAI用の新しいプロセッサ

DynamIQテクノロジーで設計されたCortex-Aプロセッサは、現在のCortex-A73ベースのシステムと比べると、今後3〜5年でAIパフォーマンスを最大50倍にまで跳ね上げることが可能。また、SoC上のCPUと特殊化されたアクセラレータハードウェアで10倍速い反応が得られるので、コンピューターのパフォーマンスも約10倍にまで向上させることができます。



・マルチコアの柔軟性が向上

DynamIQテクノロジーを用いることで、SoC設計者は単一クラスタ内で最大8コアまで拡張可能となり、各コアは異なる性能と電力特性を持つことができるようになります。この高度な機能により機械学習およびAIアプリケーションへの迅速な対応が可能となり、再設計されたメモリサブシステムによりデータアクセスも高速化され電源管理が強化されます。



・より安全な自動運転システム

さらに、DynamIQテクノロジーは「先進運転支援システム(ADAS)ソリューション」の応答性を高め、安全性を向上させ、ASIL-D準拠のシステムを構築し、障害発生時の安全な運用を可能にします。



なお、中国・北京で行われた発表イベントで使用されたスライドデータのPDFファイルはここから直接ダウンロード可能です。