ベトナム中部ゲアン省で冷凍庫から押収されたトラの死骸(2017年3月20日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ベトナム中部ゲアン(Nghe An)省で、男が所有する冷凍庫に内臓が取り除かれたトラ5頭の死骸が保存されているのが見つかった。地元メディアが21日報じた。ベトナムは野生生物の違法取引拠点の一つとみられている。

 ベトナムではトラの臓器や骨が医療に用いられている。トラの骨は通常、煮詰めた上でコメから作った酒と混ぜて飲まれ、関節炎の治療や滋養強壮に効果があると信じられている。

 ゲアン省が発行する新聞によると、トラの死骸は当局が20日に発見し、押収した。皮はそのまま残されていたが、臓器が摘出されていた。

 国営ベトナム通信(VNA)は、5頭はインドシナトラだったと伝えているが、当局は警察がさらに捜査を行うとしている。

 ベトナムでは、象牙やサイの角など他の動物の一部も地元で高い需要があるため、違法販売が活発に行われている。同国はさらに、隣国の中国を含むアジア諸国向け野生生物取引の主要な中継地にもなっている。
【翻訳編集】AFPBB News