日本で訪れる中国人旅行客の数は年々増加しているが、訪日の目的は必ずしも買い物や観光だけではない。温泉や美食など日本ならではの体験を求めて訪日する中国人も少なくないが、中国メディアの今日頭条は20日、日本で結婚式を挙げたがる中国人が増えていることを伝えている。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本で訪れる中国人旅行客の数は年々増加しているが、訪日の目的は必ずしも買い物や観光だけではない。温泉や美食など日本ならではの体験を求めて訪日する中国人も少なくないが、中国メディアの今日頭条は20日、日本で結婚式を挙げたがる中国人が増えていることを伝えている。

 記事は、中国では海外ウェディングを希望するカップルが増えつつあることを紹介し、こうした中国人の間では沖縄も人気だと指摘。沖縄には綺麗な海と綺麗な空があり、「たとえ結婚式が目的でなくとも、すばらしい観光地だが、沖縄には教会も多いため結婚式をあげたがる中国人が増えている」と伝えた。

 続けて、日本を訪れる中国人旅行客が年々増加している背後には、中国人旅行客の日本旅行に対する満足感があると指摘。観光庁が行った調査でも、日本を再び訪れたいと回答した中国人の割合は90%以上に達したことを指摘し、「日本は観光という視点で見ても非常に魅力的な国」と論じた。

 そのうえ、日本にはおしゃれな結婚式場が多く、また、沖縄には中国から受けた影響が至る場所で感じられ、さらには日本の礼儀正しさや秩序といった文化もあるため、日中の文化が融合した独特な雰囲気があると紹介。沖縄で結婚式を挙げたいと考える中国人が多いことは「なんら不思議ではないこと」だと論じた。

 日本政府は沖縄県を1回目の個人旅行で訪れ、1泊以上する中国人に対して数次ビザを発給している。同ビザの有効期間は3年であるため、沖縄県で結婚式を挙げて沖縄に1泊以上すれば、それ以降3年間は何度でも日本を訪れることが可能だ。沖縄県で結婚式を挙げたいと考える中国人カップルが増えているのには、沖縄の魅力とともに数次ビザの存在も一役買っていそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)