新年度スタートに向け、1人暮らしをはじめる人が多い今の時期。知らない土地で何かと不安も多いでしょうが、隣近所に住む“ご近所さん”が心強い味方となってくれる……と思うのは、どうやら少数派のようです。

近所の人と「連絡を取り合う」「家を訪問する」割合はほぼゼロ!

「楽天リサーチ」が1人暮らしの20代から30代の男女行なった「1人暮らし男女のご近所付き合いに関するアンケート調査」によると、全体の65.3%が「近所付き合いはない」と回答! 「声をだしてあいさつをする」は33.8%、「立ち話をする」は1.7%、さらに「連絡を取り合う」「家を訪問する」は1%以下と、ほとんどゼロに近い結果となっています。

1人暮らしでの近所付き合いはもはや絶滅危惧種!?

なぜ1人暮らしの人にとって、近所付き合いはこれほどハードルが高いのか?調査結果で上位なのは「普段顔を合わせないから」と「話すキッカケがないから」。確かに1人暮らしの場合ほとんどの人は働いていたり学校に通っていたりと、家にいる時間が少ないケースがほとんどと考えられます。近所の人と接点がなくなるのは、ある程度仕方がないことかもしれません。

人付き合いが苦手な人が思いのほか多いことが分かります。

ただ3位以下をみると「面倒くさいから」「人付合いが苦手だから」「誤解されたくないから」「人と付き合うのが恥ずかしい」という、コミュニケーション能力の欠如が疑われる回答のオンパレード!そんな中気になるのが、「誤解されたくないから」という回答です。一体何を誤解されたくないのか?実は数年前、都内の公園で遊んでいた子どもに40代男性が挨拶したところ、不審者扱いで警察に通報されたというニュースがネット界隈で話題になったのです。こういった話題に1人暮らしの人が敏感に反応した結果、「誤解されたくないから」という回答になったと考えられます。

家庭を持つと1人暮らしが必要と感じる人は73.8%に!

1人暮らしではなく将来「家庭を持ったとき」と仮定すると、ご近所付き合いに対する意識は変わるのでしょうか?実は1人暮らしの場合に「ご近所付き合いは必要だと思いますか?」と尋ねたところ、「必要だと思う」「どちらかといえば必要だと思う」と答え人は全体で50.4%。しかしこれが「家庭を持ったとき」だと、「必要だと思う」「どちらかといえば必要だと思う」と答え人は全体で73.8%まであがるのです。

結婚をして子どもができると、やはり近所付き合いは必須!?

家庭を持った時に近所付き合いが必要だと思う理由のトップは「困った時に助けてもらえるから」と「近くに顔見知りがいる安心感があるから」。ほか「情報が得られる(生活や地域に関することなど)から」「子どもの見守りなど子育てに便利だから」も上位に入っています。結婚をすると専業主婦(主夫)で家に親や子どもがいることも多く、1人暮らしに比べると家の滞在時間がグッと増えることが想定できます。そうなると例えば災害時などに近所付き合いがないのは、誰も頼れず不安になる。そういう気持ちにより、近所付き合いの必要性を感じているのかもしれません。

何だかんだで人が1人で生きていくのは大変です……。

しかし1人暮らしの時のコミュニケーションが苦手とする回答が続出している結果をみると、家庭を持った時に本当に近所付き合いが可能なのかがちょっと不安になります。来るべき時にそなえ、近所の人に挨拶する程度から始めることで、今のうちに近所付き合いに必要なコミュ力を鍛えるというのもアリなのではないでしょうか。通報が心配?いやいや、普通はそんなことされませんし、それを恐れていたら近所付き合いは始まりませんよ!

【参考】
調査主体:楽天リサーチ株式会社
調査期間:2017年2月17日(金)〜2月20(月)
調査対象:1人暮らしの20代〜30代の男女(600人)