今野は15年3月以来の代表に「守備と攻撃の両方で積極的にやりたい」と意気込む。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト特派)

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 2015年3月以来の日本代表は、懐かしさよりも初代表の時のような緊張感があるという。メンバー選出の報道に今野泰幸は当初、戸惑いとも取れる言葉も見受けられた。それでも、「呼ばれたからにはやるしかない」とすでに気持ちは切り替えている。  気持ちの変化においては、少なからず長谷部誠の離脱が関係しているだろう。“復帰組”ながらチーム最年長であり、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が「彼なしのチームは考えられない」と絶大な信頼を寄せてきたキャプテンの離脱により、ボランチでのスタメン起用も現実味を帯びてきたからだ。  指揮官もかねてから「長谷部の代わりになれる選手は限られている。例えば、今野は(候補者として)頭の中にある」として、ワールドカップを2度経験している34歳のベテランを構想に入れてきた。メンタル、フィジカルが求められる局面で「有用な選手」とハリルホジッチ監督の評価は高い。 「チームでやっているプレーを、代表に合わせないといけない。(UAE戦は)大事な試合だから、すごく緊張感がある。とにかく早く慣れて、監督の要求に応える心と身体を準備したい」(今野)  南アフリカ・ワールドカップ、ブラジル・ワールドカップの最終予選時に中東でのアウェーゲームを経験している今野は、敵地アルアインで一戦を、「気を付けないといけないポイントはたくさんある」と警戒する。 「雰囲気が異様なので、そんなにピンチでもないのに相手サポーターが盛り上がって、こっちの気持ちが焦ったりすることもある。そこは冷静にやらないと。(出るとしたらボランチ?) 俺自身、久々(の代表)だから、モチベーションというよりも、“運命の一戦”という感じ。高い位置でボールを奪うことができればチャンスになると思うので、守備と攻撃の両方で積極的にやりたい」  歴代10位のA代表通算87試合を誇る百戦錬磨の男は、6大会連続ワールドカップ出場を狙う日本の“救世主”になれるだろうか。 取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト特派)

 

【日本代表PHOTO@UAE】冒頭15分以外非公開。決戦へ“戦闘モード”に突入