ヘッドホンが爆発し火傷を負った女性(出典:http://www.ctvnews.ca)

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スマホや電子タバコが予期せぬ発火や爆発を起こした事故はこれまでにもお伝えしたが、このたび飛行中の機内でヘッドホンが爆発するというアクシデントが発生した。『CTV News』など複数メディアが伝えている。

2月19日、中国・北京からオーストラリア・メルボルンに向かう旅客機内で、ある女性客の個人の所有物であるヘッドホンが爆発する事故が起こった。

オーストラリア運輸安全局(以下 ATSB)によると、この女性(名前は明かされていない)は2時間ほど眠っていたそうだ。すると突然爆発音が聞こえ、目を覚ました女性は周りを見回した。そして自分の顔が焼けたように熱いことに気付き顔を覆うと、耳にかけていたヘッドホンが首の辺りに落ち、首にも火傷のような感触があったためヘッドホンを床に投げたという。

ヘッドホンからは火花があがっており、女性はすぐさま足で火を消そうとした。事態を知った乗務員はすぐにバケツに水を入れてこの女性に差し出したのだが、燃えたヘッドホンと電池が溶けて床にくっついており事態は深刻な状態だったという。女性は顔や首、手や髪に火傷を負い、手にできた水膨れや黒く焼けてしまった顔半分が何とも痛々しい。

ヘッドホンの燃えたプラスチックや女性の焦げた髪のニオイに包まれた機内では、咳込んだり息苦しさを感じたりした乗客も多かったもよう。メルボルンに到着するまでの間、彼らは相当な我慢を強いられなければならなかったようだ。

ATSBによれば、今回の事故はヘッドホンに使用されていたリチウムイオン電池の可能性が高いということだ。リチウムイオン電池は充電も早くコンパクトだが、ショートすると発火するなど非常に危険であり、電池を使う製品の使用増加に伴って機内で起きる問題が増える可能性があると同局のスポークスマンは話している。

当局はこのヘッドホンのメーカーを公表しないまま、「使用時以外は必ず電池を外して保管すること」「機内で席の間などに滑り落としてしまった時も自分で見つけることができなければすぐに乗務員に知らせること」「電池は絶対にチェックイン時に預けず手荷物の中に入れること」などの注意喚起を促している。

出典:http://www.ctvnews.ca
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)