前作に引き続き、佐一郎を演じる佐藤浩市/(C)TBS

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3月26日(日)夜9時より、TBS系で大型スペシャルドラマ「LEADERS(リーダーズ)II」が放送される。国産自動車の開発にまい進する主人公・愛知佐一郎(佐藤浩市)と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語。

【写真を見る】佐一郎のよき理解者・山崎を演じる内野聖陽/(C)TBS

自動車販売店・日の出モータース支配人の山崎亘(内野聖陽)と佐一郎との交流を軸に、“自動車の品質”向上に徹底的にこだわった製造チームと、“販売の品質”向上を目指した販売チームたちが、時に反目しながらも、「国産自動車を世界中に走らせる」という同じ夢のために、アイチ自動車を一つにまとめ上げ、支えるようになっていく。その男たちの苦闘と情熱を描く。

今回、主演の佐藤浩市と今作から登場する内野聖陽を直撃。今作に懸ける思いを聞いた。

――今回、共演するに当たり、お互いの印象を教えてください。

佐藤:50歳過ぎて、その印象を語るぐらい恥ずかしいことはなくて…。内野さんは以前拝見していたときと印象がぶれない方だなと思いました。

内野:本当ですか? ありがとうございます!

佐藤:今回はアナザーストーリーなわけじゃないですか? 前回、自分がやったことと、また違う部分を描くに当たって、内野さんぐらい太い方にやっていただかないとたぶん成立しないだろうなと思ったんです。

内野:僕は前作の「LEADERS」を見て、出演を決めたんですけど、そのときに見た浩市さんの佐一郎さんがあまりにもかっこよくて、自分の中の男心をくすぐられました。

そして今回、あの男たちの熱い現場に俺も入れるんだと思って、「LEADERS」の熱いパワーに「これは負けられんぞ!」と馬みたいに鼻から息ブーみたいな(笑)状態で現場に入ったんです。

そうしたら、浩市さんの居住まいが非常に自然体でいらっしゃって。佐一郎さんとして存在してくださったんです。だから、浩市さんとはほぼほぼ初めてなんですけど、何も邪念、邪心もなく、現場で呼吸ができました。

本当に浩市さんの役者さんとしての居住まいに感謝していますし、僕を自然と山崎亘にしてくださったなという感じがすごくありますね。

――内野さんは福澤(克雄)監督とは初だと思いますが、福澤監督とのエピソードを教えてください。

内野:初めにいただいた台本がとにかくよくできた本だったんです。ある企業の記録ということではなくて、物語としてワクワクさせる、これを演じたら相当元気になれるなという気がして。

でも、あまりに尺が長くて入らなくて、カット案がきたんです。そこで、いいシーンがカットされていたので、一人で車を運転して、福澤監督に「これ、どういうカットしているんですか?」って食ってかかったことがありました(笑)。

現実的に例えば車一つ、ロケ地に持っていくのも大変な作業なんです。そういうことも考えて、カットしたんですが、僕がそんなに言うんだったらということで、復活させてくださいました。

福澤監督はシーンがうまくいくと、すっごく大きくて、分厚い手で握手してくれるんですよ(笑)。それが、僕にとってはいつも感動的で。モノ作りに関して、スタッフにも気を使うし、ものすごい罵倒することもありますが、その罵倒にすごい愛があって。こんな方、なかなかいないなっていうぐらいの人に出会っちゃったなというのが今回、福澤さんとの出会いでした。

言葉で言うと非常にチープに聞こえてしまいますが、本当に福澤さんとの出会いは大きかったんですよね。そういう、リーダーに引っ張られて僕らも演じられたので、きっと僕らの演技を超えた、すごい作品を作られるんだろうなという強い確信を持ってます。

――今回も前回同様、いろいろなロケ地を巡りましたよね?

佐藤:前回で地球1周半走破したという記録を打ち立ててなおかつ、また上海に行きたいと言われて(笑)。われわれの仕事をしていないと、行かない土地というのもありますし、大変ですけど楽しいですよ。前回以上にハードなスケジュールの中で移動していて、その景色を味わうこともほぼないぐらいのハードでしたけど(笑)。

内野:富士山を見飽きるぐらい、新幹線に乗りました(笑)。兵庫の赤穂や京都の綾部にある工場は木造で、梁(はり)があって。戦前戦後の味わいのある工場が日本にはまだあったんだと驚きましたし、ロケは大変でしたが、この映像はすごいと思います。

佐藤:奈良の東大寺では、ロケで貸したことがないようなところを貸していただいて、それは絶対画に出てくるはずなんですよね。

――このドラマの魅力を教えてください。

佐藤:これはちょんまげを結っていない時代劇なんです。どうして、この人たちは大きな声で話したり、こんな行動を取るのだろうと、今の人たちが見たら違和感を覚える方もいるかもしれない。でも、これは時代劇なんです。

それは、今のモチベーションや、突き動かされるものとは違うんですね。どうしてこうなんだろう?ということを1回投げた後で、自分にフィードバックしてみて、何か考えることは無駄にはならないと思います。