2017年3月21日、ロイターはブラジルの食肉加工会社が賞味期限切れ肉を国内外に販売していた事件を受け、「中国市場にも影響する可能性がある」と伝えた。環球時報(電子版)が報じた。

世界最大の牛肉輸入国である中国は、今回の事件を受けてブラジルからの牛肉輸入を「予防措置」として一時中止している。昨年のブラジルの食肉加工業の輸出額は139億ドル(約1兆5630億円)。うち3分の1が中国向けだった。韓国、欧州連合(EU)、チリなどはブラジルからの牛肉輸入を減らしている。

米業界アナリストによると、オーストラリア、アルゼンチン、カナダがブラジルからの禁輸期間の代替調達先になる可能性がある。米オクラホマ州立大のピール教授は「ブラジル産牛肉は植物を食料として育てられており、ニュージランド産やオーストラリア産牛肉がライバルとなる。オーストラリアは世界2位の牛肉輸出国だが、価格の高さがネックになっている。

中国は狂牛病が問題となった03年以降、米国から牛肉を輸入していない。今回の事件をきっかけに、米国からの輸入が再開される可能性も出ている。(翻訳・編集/大宮)