写真提供:マイナビニュース

写真拡大

カプセルホテルが進化を続けている。「ナインアワーズ」は、デザインを重視し、女性も安心して利用できるような空間を取り入れた新世代型カプセルホテルだ。京都、成田空港、仙台に続く4店目として、3月22日には北新宿店が都内で初めてオープン。「都市型の新しい宿泊スタイルを作りたい」という「ナインアワーズ」の内側を紹介しよう。

○立地は新宿・大久保通り

「ナインアワーズ北新宿」は、JR山手線「新大久保」駅から徒歩2分。新宿区百人町の大久保通り沿いにある。新宿から向かうなら、歌舞伎町を北に抜けてまっすぐ山手線の線路沿いにまっすぐ進んだあたりだ。

宿泊は3,900円〜で、先着順の割り引きサービスも用意。最初の1時間1,000円+以降1時間500円の仮眠利用も可能で、シャワーも800円で24時間いつでも利用できる(利用時間は1時間以内)。

宿泊するゲストはまず、8階の受付でチェックインを済ませる。WEB上で事前決済を済ませている場合は、発行されたQRコードでセルフチェックインが可能だ。直接立ち寄った場合やポータルサイトから予約をした場合は、受付でQRコード入りの磁気カードを受け取る。

○シャワーにもアメニティにもこだわり

チェックインを終えたらロッカールームへ。ロッカーは、QRコードを使って施錠と解錠を行う仕組みになっている。中にはバスタオルとボディタオル、スリッパ、館内着、歯ブラシが。上部にはメインのロッカーとは別にシューズロッカーも備えている。

館内着に着替えたらシャワーを浴びてリフレッシュしよう。ちなみに、宿泊フロアやロッカー、シャワールームは完全に男女別エリアになっており、8階からのエレベーターも男女で分離されているため、女性の利用も安心だ。

シャワーフロアには洗面所を併設しており、マットなグレーを貴重としたスタイリッシュな空間に仕上がっていた。シャワーブースは完全個室で、シャワーヘッドなどにはドイツのGROHE(グローエ)社製の製品を使用。備え付けのシャンプー、コンディショナー、ボディソープには創業120年以上の石鹸メーカー「TAMANOHADA」の「005 - フィグ」を使っている。無駄を省いた機能的な作りだが、上質な設備が嬉しい。

○寝具も快適さを追求

宿泊フロアには、上下2列でスリーピングポッド(カプセル)がずらりと並ぶ。中にはコンセントが1口と、枕元の壁に物置きとして使えるくぼみが2つ。大の字とはいかないまでも、寝返りをごろごろ打てる広さだ。

マットレスはコイル式ではなく、複数の樹脂を積層したオリジナル製品で独特の寝心地だ。枕には快眠枕として人気の「ジムナスト」をカプセルのサイズに合わせたオリジナル品を採用。快適な眠りにこだわった。

○デスクで仕事も勉強もできる

「ナインアワーズ北新宿」にしかない特徴としては、8階のデスクラウンジが挙げられる。カウンターや大テーブル、パーテーションで区切られたデスクなど全41席を備え、コンセントやプリンターも用意。大きな窓から新宿を一望しながら、仕事や勉強に打ち込める空間だ。

もともと「ナインアワーズ」は、汗を流す1時間(1h)+眠る7時間(7h)+身支度をする1時間(1h)を宿泊の概念としてとらえ、「眠り」と「シャワー」の機能と快適性をシンプルに追求する、という信条の宿泊施設である。

そこに今回プラスアルファの要素として設置されたデスクラウンジについて、ナインアワーズ代表取締役の油井啓祐氏は「エリアの特性に合わせた設備」としている。仮眠や前泊で利用するビジネスパーソンのほか、早稲田大学などが近い立地から、学生や受験生が勉強する用途でも使ってほしいと話した。なお、デスクラウンジは宿泊者以外にも、1時間300円(最大料金2,100円)で開放される。

○都市型の新たな宿泊ネットワークに

今後の展望として同氏は、「東京と大阪に集中して出店していきたい」と話した。出店数の目標は、「2020年までに60店舗」。大都市に高密度の出店を行うことで、月極めの定額宿泊など、店舗を横断して利用できる価格サービスの実現も視野に入れるとのことだ。もし実現すれば、部屋型のホテルにはない強みになり得るだろう。

また、設備についても、「"眠り"と"シャワー"の品質は今後もバージョンアップしていく」「今回のデスクラウンジのように、今後はエステやジム、カフェなどのサービスの提供も検討している」と語った。

無駄な機能や装飾を削ぎ落とし、清潔感のある都市型の新しい宿泊スタイルを提案する「ナインアワーズ」。拠点が増えるほどその存在感を増していきそうな、注目のカプセルホテルだ。

※価格は全て税込

(諫山大樹)