2年ぶりの代表復帰で長谷部の代役としても期待が高まるMF今野泰幸

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 日本代表は21日、UAEのアルアインで練習を行った。前日20日にチームを離脱したMF長谷部誠(フランクフルト)を除く全24選手がグラウンドに姿を見せ、冒頭部分以外は非公開で23日のW杯アジア最終予選・UAE戦に向けて調整した。

 長谷部に代わるボランチ候補として急浮上しているのが約2年ぶりの代表復帰となったMF今野泰幸(G大阪)だ。「すごい緊張感がある。大事な試合なので」。2年ぶりのフル代表。しかも、アウェーでの最終予選大一番。クラブとは異なる代表特有の緊迫感も久々の感覚だった。

「懐かしさという感じではない。初代表みたいな感じ」。34歳のベテランはあえてそう言った。ハリルジャパン初陣となった15年3月以来の代表復帰。当時は3月27日のチュニジア戦(2-0)に後半39分から途中出場し、同31日のウズベキスタン戦(5-1)はダブルボランチの一角として前半の45分間プレーした。

 2年間のブランクは否定できない。だからこそ、“初代表”の気持ちで貪欲に練習から取り組んでいる。「とにかく早く慣れて、監督の要求に応える心と体を準備したい」。中東でのアウェーゲームに長谷部離脱というアクシデントが重なった。ハリルホジッチ監督は16日のメンバー発表会見で「次の試合は経験が必要な試合になる。だから今野が入ってきたことは驚きではない」と語ったが、今野自身もそのことは十分に分かっている。

「気を付けないといけないポイントはたくさんある。雰囲気が異様なので、そんなにピンチでもないのにサポーターが盛り上がって、こっちの気持ちが焦ったりすることもある。そこは冷静にやらないといけない」

 国際Aマッチ出場87試合は歴代10位。現代表でもFW岡崎慎司(106試合)、長谷部(104試合)、DF長友佑都(91試合)に次ぐ4番目の経験を誇るチーム最年長のボランチが「呼ばれたからにはやるしかない」と静かに決戦モードに入った。

(取材・文 西山紘平)


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