スズキは21日、車両型式等認定を受けた燃料電池二輪車「バーグマン フューエルセル」でナンバープレート(車両番号票)を取得し、公道走行を開始すると発表した。

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 2006年から燃料電池二輪車の開発に取り組んできたスズキは、スクーター「バーグマン200」をベースとして、軽量・コンパクトな空冷式燃料電池を搭載した「バーグマン フューエルセル」を開発。二輪車・四輪車の燃料電池を搭載した車両としては世界で初めて「欧州統一型式認証」を取得し、2010年からはイギリスで公道実証試験を開始している。

 車両デザインは、水素タンクをフレーム内にレイアウトすることで、これまでと同様のデザインをスタイルを実現。従来のスクーターと同様のモーターを駆動させる主電力に燃料電池を使用し、加速時のアシストと、モーターからの回生電力を回収して燃費を向上させるために、リチウムイオン二次電池を搭載するハイブリッドシステムを採用。燃料タンクは700気圧 圧縮水素で、モーターはリヤホイールに内蔵した高出力インホイールモーターを採用しており、時速60kmの定地走行で、120kmの航続距離を実現した。

 昨年2月に、国土交通省が公布・施行した道路運送車両法の燃料電池二輪車に関する保安基準に基づき、「バーグマン フューエルセル」の車両型式を申請。同年8月に型式認定を受けた。3月に入り、18台の「バーグマン フューエルセル」のナンバープレートを取得。今回、公道走行を開始することで、燃料電池二輪車の市場性の確認を行う。水素の充填については、静岡県と福岡県等に設置された水素ステーションを活用するという。