ベルギーの首都ブリュッセルにあるEU本部で記者会見に臨む、欧州理事会のドナルド・トゥスク常任議長(EU大統領、2017年3月10日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】英国の欧州連合(EU)離脱交渉へ向けた方針を決めるために、欧州理事会(European Council、EU首脳会議)のドナルド・トゥスク(Donald Tusk)常任議長(EU大統領)は21日、英を除く27加盟国で来月29日に理事会を特別開催すると発表した。

 英政府は前日、今後2年間に及ぶEU離脱プロセスをテリーザ・メイ(Theresa May)英首相が29日に開始すると発表していた。

 トゥスク氏はベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)で記者会見し、「昨日(20日)の英政府の発表を受けて、英離脱交渉の指針を採択するため、4月29日(土)に欧州理事会を招集する」と述べた。

 トゥスク氏は先に、メイ氏がリスボン条約(Lisbon Treaty、EU基本条約)第50条(離脱条項)を発動後48時間以内に、残る27加盟国の首脳らに対し指針案を示すと述べていた。

 ただし、各国首脳がより詳細な交渉条件を承認した上で、欧州委員会(European Commission)のミシェル・バルニエ(Michel Barnier)主席交渉官に交渉権を委任しなければならないため、実際の離脱交渉は4月の首脳会議後少なくとも3週間後以降でないと始まらない見通し。

 離脱通告を行った後の英国が、離脱条件と将来の貿易協定の条件を協議するタイムリミットは2年後の2019年3月までとなるが、バルニエ氏は先に、各国議会および欧州議会(European Parliament)による批准にかかる時間を考慮すると、2018年10月までに交渉合意に至る必要があると述べている。

【翻訳編集】AFPBB News