摂食障害で一時はガリガリだったが、今は健康的に(出典:https://www.instagram.com/zayn)

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「ワン・ダイレクション(1D)」時代にはアイドルのイメージを維持することを求められ、自身の音楽性は全く生かせず、ヒゲや髪の色にいたるまで定められ窮屈な思いをしたというゼイン・マリク。これらにかなりのストレスを感じたゼインは摂食障害に苦しみ、突然のツアー離脱に続き1D脱退を決意。そしてようやくソロ活動を開始し成功したものの、今度はひとりでステージに立つ心細さもあって不安障害が急激に悪化した。しかし今では精神的にずいぶん楽になったとのこと。一時は深刻だった摂食障害と不安障害を、ゼインはどのように克服したのか。

1D時代には酷い摂食障害を患い、何日も食事を絶つなどしてガリガリに痩せてしまったゼイン・マリク。当時の彼には思い通りになることが少なく、「深刻な状態になっていたのに、それすら把握できていなかった」「自分の人生なのに、自分でコントロール出来ることは無いと思っていたんだ。でも食べ物ならコントロールできる。だからコントロールしたんだ」と語っていたが、その後1Dを離れソロミュージシャンとして成功するも、今度は極度の不安状態に悩むようになってしまった。ついにはステージを何度もキャンセルするという最悪の事態になりファンを心配させたが、今では調子がずいぶん良いとのこと。回復までの経緯につき、ゼインはこうメディアに明かしている。

「コントロールしなきゃって段階を克服すると、すごく自然に食事ができるようになったよ。」
「そして英国に戻り、ママとの時間を過ごしたんだ。本当に優しくしてもらってね。食事の用意をしてもらったりして、精神的にすっかり失くしたと思っていた多くのことが蘇ったって感じだったよ。」

そして一時は酷かったという不安障害のほうは…?

「今では問題ないよ、まったくね。不安障害もバンドにいた時にはすでに患っていたんだ。」

またこれら“精神的な問題”を公表したゼインは、その心境をこう語っている。

「つまり強さの問題だと人は思うんだ。男はそういう(精神的な)問題を抱えないけれど、女ならあり得る、みたいにね。俺にしてみれば、クレイジーな話さ。」
「だって、みんな人間なんだから。困難なことがあっても、みんな公表をためらうことが多い。でも、事実に関して(公表を)ためらう必要なんてないと思う。」
「昔は、男なら頑健でなくてはならなかった。でも今は感情を表現しても容認されるし、ちゃんと尊重してもらえる時代なんだ。」

さてそんな彼をしっかり支えてきた恋人でモデルのジジ・ハディッドは、まだゼインの故郷は訪れたことがないのだそう。しかし英ロンドンを訪問した際に何度かマリク家の人々に会ったといい、家族公認の交際は順調に続いているもようだ。ちなみにショーのドタキャンが話題になった彼につき、ジジは「私はあなたが闘う姿を見てきたわ。どんなに頑張ってきたのかもね」「あなたの勇気を、私は誇りに思う」とツイート。悩み多きゼインに理解を示すと同時にしっかりと励まし、誰よりもゼインの力となった。

出典:https://www.instagram.com/zayn
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)