カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)のグループ企業であるカルチュア・エンタテインメントが、徳間書店の子会社化を発表した。

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 蔦屋書店、TSUTAYAなどを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)のグループ企業であるカルチュア・エンタテインメントは、徳間書店の株式を取得し、21日付でこれを子会社化したと発表した。

 この件は14日、一部の報道機関によって「買収か?」と報じられていたが、CCCが自社からの公式情報ではないとし、「今後、開示すべき事実が決定した場合は、お知らせする」としていたもの。

 徳間書店は、世界初のファミコン専門誌であった雑誌ファミマガ(ファミリーコンピュータMagazine、1998年休刊)、そして1978年創刊の古参アニメ専門誌であるアニメージュ(現在も刊行中)などで知られる、エンターメイメント分野に強みを持つ出版社である。

 また、「GoodsPress」「食楽」など、ライフスタイル系の分野にも強い。しかし近年は、出版界全体の低迷の煽りを受け、全社的に業績が低迷していた。

 一方、CCCは、元々は1983年、大阪の枚方市に「蔦屋書店」として創業。1985年にCCCを立ち上げ、その後、書店を主軸にしつつも、CD・ビデオ・DVDなどのレンタル事業、Tポイントの展開、ネット宅配レンタルTSUTAYAディスカス、さらには図書館の運営、家電店(2015年、世田谷区)、生活提案型デパートメント(2016年、大阪)など、多角的な運営を行っている。

 また、今回の直接の子会社化の母体であるカルチュア・エンタテインメントは、既に雑誌『Pen』や『Newsweek』を手がけるCCCメディアハウス、『美術手帖』を手がける美術出版社などを傘下に置いている。

 CCCは、今回の買収について、60年の歴史を持つ総合出版社を新たに傘下に収めることで、同社が培ってきた編集力やノウハウを生かし、「より立体的で、新しいライフスタイル提案を創出していく」としている。