巨大隕石の前でプロポーズした男性(出典:http://www.scmp.com)

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世界各国、プロポーズのしかたは様々だ。女性に「イエス」と言ってもらいたいために策を練る男性は大変だが、努力の甲斐あって成功するとその喜びは半端ないだろう。このほど中国で、男性が33トンの「巨大隕石」を目の前に恋人にプロポーズした。『South China Morning Post』などが伝えている。

ユニークなプロポーズをして世間を驚かせてくれる国といえば、中国だ。過去には紙幣でできた花束でプロポーズした男性や、紙オムツ4,500枚で作った巨大ハートの上でプロポーズした男性などが海外メディアでも話題になった。

このほど風変わりなプロポーズが行われたのは、新彊ウイグル自治区の首都ウルムチで3月14日のこと。男性は公共の広場に33トンの隕石を置き、その横で交際4年越しの恋人ワン・ファンファンさんにプロポーズしたのである。

この巨大隕石を100万人民元(約1,600万円)で購入したのは、リウ・フェイさんだ。彼はもともとこの資金で2人の新居となるアパートを購入予定だったという。しかし、アパートが隕石に変わってしまった特別な理由があるようだ。

かつて2人で古都カシュガルを訪れた時に、リウさんらは地元コレクターが隕石を所有している話を聞き見に行ったそうだ。リウさんが「気に入った?」と聞くと、ワンさんはうなずいた。そこでリウさんは、隕石好きの彼女のためにこの巨大隕石を購入してプロポーズしたという。

しかし33トンという重さゆえに、友人たちに手伝ってもらいプロポーズの2日前に広場に設置しなければならなかった。そして当日、ピンクのベールを被せた巨大隕石の隣で、リウさんは赤いバラの花びらで象ったハートの中に入り、跪いて午後1時14分きっかりにプロポーズをした。

「13時14分」は、中国で「One Life, One Lifetime(生涯に愛する人はただ一人だけ)」という意味があるという。そしてリウさんによると、隕石は「堅実で永遠の愛の象徴」とのこと。もちろんワンさんの答えは「イエス」だった。

ところがネット上では、このプロポーズに懐疑的な声が寄せられている。これほど巨大な隕石が本物なのかという点や、希少な隕石を100万人民元で購入できるところに疑問を抱く人も少なくない。

『Space.com』によると、これまでに中国で発見された重さ25トンと28トンになる2つの巨大隕石は、いずれも新彊ウイグル自治区のアルタイ山脈から見つかっているという。巨大隕石は世界でもわずかとされているために愛好家の間では、リウさんが購入した隕石が本物であれば間違いなく世界最大級の隕石の一つになるとみているようだ。

中国のSNS「Weibo」でもこの珍プロポーズのニュースは広まっているようで、「そんな値段で隕石が買えるなんてバーゲンね。高値で切り売りすればダイヤが買えるんじゃない? 彼を逃がさないで!」「こんな大きな隕石、家のどこに置くの」といった声もあがっている。

なお中国では過去に、ダイヤの小ささをなじられてプロポーズが不成功に終わった男性や、振られた男性がヤケを起こし全裸になるというプロポーズ後の珍事もあった。その後のリウさんが隕石をどうするのかは不明だが、このユニークなプロポーズが成功したことは実に喜ばしいといえよう。

出典:http://www.scmp.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)