また、いまだJ屈指の実力者ながらも、年齢の関係で36歳の中村憲剛(川崎)は70万ユーロ(約8400万円)、38歳の中村俊輔(磐田)は40万ユーロ(約4800万円)にとどまっている。
 
【DF部門ランキング】
1位:森重真人(FC東京)180万ユーロ(約2億1600万円)
 
2位:塩谷司(広島)160万ユーロ(約1億9200万円)
 
3位:槙野智章(浦和)150万ユーロ(約1億8000万円)
 
4位:千葉和彦(広島)、水本裕貴(広島)、遠藤航(浦和)120万ユーロ(約1億4400万円)
 
7位:森脇良太(浦和)110万ユーロ(約1億3200万円)
 
8位:丹羽大輝(G大阪)、フレイレ(清水)藤春廣輝(G大阪)、100万ユーロ(約1億2000万円)
 
 JリーグでプレーするDFへの評価は低く、1位の森重でも180万ユーロ(約2億1600万円)止まり。これは、サウサンプトンで評価を上げる吉田麻也(400万ユーロ=約4億8000万円)の2分の1以下の額だ。
 
 槙野智章は2010年のケルン移籍時こそ200万ユーロ(約2億4000万円)と見積もられていたが、その新天地で活躍の機会を得られなかった関係で推定市場価格は右肩下がり。現在は150万ユーロ(約1億8000万円)まで落ちている。

 2位以下を見ると、広島と浦和の選手が並んでおり、昨季のJ1王者で、クラブワールドカップでも躍進した鹿島からはひとりもランクインしていない。
 
 とはいえ、鹿島には3月シリーズの日本代表にも選出された昌子源(現在は90万ユーロ=1億800万円)や植田直通(同50万ユーロ=6000万円)など大きな伸びしろを残した若手がおり、両者はいずれ上位に食い込んでくる可能性が高い。
【GK部門ランキング】
1位:西川周作(浦和)150万ユーロ(約1億8000万円)
 
2位:キム・スンギュ(神戸)120万ユーロ (約1億4400万円)
 
2位:東口順昭(G大阪)120万ユーロ(約1億4400万円)
 
4位:チョン・ソンリョン(川崎)、キム・ジンヒョン(C大阪)、林卓人(広島)100万ユーロ(約1億2000万円)
 
7位:六反勇治(清水)、秋元陽太(湘南)80万ユーロ(約9600万円)
 
9位:南雄太(横浜FC)75万ユーロ(約8940万円)
 
10位:林彰洋(FC東京)、山本海人(千葉)70万ユーロ(約8400万円)
 
 日本代表でも川島永嗣から正GKの座を奪い取った西川周作が150万ユーロ(約1億8000万円)で1位。妥当な結果と言えるだろう。
 
 逆に、日本代表や韓国代表が上位に並んだだけに、林彰洋の評価が70万ユーロ(約8400万円)とそこまで高くないのは意外だった。
 
 また、ポーランドのユース代表歴を持ち、同国の国内リーグで活躍し、2015年の磐田移籍後は不動の守護神として活躍しているカミンスキーは60万ユーロ(約7200万円)。10位以内にも入っていないのもサプライズと言えるだろう。
 
 代わってJ2から秋元と、南、山本の3人がトップ10に食い込んでいる。