【FW部門ランキング】
1位:ラリベイ(千葉)400万ユーロ(約4億8000万円)
 
2位:ヴィクトール・イバルボ(鳥栖)350万ユーロ(約4億2000万円)
 
3位:チアゴ・アウベス(清水)240万ユーロ(約2億8800万円)
 
4位:ウーゴ・ヴィエイラ(横浜)200万ユーロ(約2億4000万円)
 
5位:ディエゴ・オリヴェイラ(柏)150万ユーロ(約1億8000万円)
 
6位:興梠慎三(浦和)、アデミウソン(G大阪)130万ユーロ(約1億5600万円)
 
8位:金崎夢生(鹿島)、永井謙佑(FC東京)、クリスティアーノ(柏)120万ユーロ(約1億4400万円)
 
 ラリベイ、イバルボ、チアゴ・アウベス、ウーゴ・ヴィエイラ、ディエゴ・オリヴェイラのトップ5をはじめ、10人のうち7人が外国人選手で占められている。
 
 イバルボはカリアリからローマにステップアップ移籍した2015年2月の段階で850万ユーロ(約10億2000万円)と評価されていたが、そのローマとワトフォードで結果を残せず、古巣アトレティコ・ナシオナル、パナシナイコス、そして鳥栖と世界的に見ればいわば「都落ち」したため、現在は350万ユーロ(約4億2000万円)まで値札が下がっている。
 
 日本人FWで最も高値が付いたのは、6位タイの興梠慎三。続いて8位タイに昨年末のクラブワールドカップでも存在感を示した金崎夢生、今オフに名古屋からFC東京に新天地を求めた永井謙佑が並んだ。
 
 一方で、13年シーズンから3年連続でJ1得点王に輝いた大久保嘉人は、80万ユーロ(約9600万円)でトップ10にも入っていない。マジョルカとヴォルフスブルクで目立った結果を残せず、34歳という年齢が関係しているのは間違いないが、Jリーグで結果を残し続ける選手が世界的に評価されないのは寂しい限りだ。
 
【MF部門ランキング】
1位:清武弘嗣(C大阪)500万ユーロ(約6億円)
 
2位:ニウトン(神戸)350万ユーロ(約4億2000万円)
 
3位:青山敏弘(広島)160万ユーロ(約1億9200万円)
 
4位:柏木陽介(浦和)、山口蛍(C大阪)150万ユーロ(約1億8000万円)
 
6位:レアンドロ(鹿島)125万ユーロ(約1億5000万円)
 
7位:フェリペ・シウバ(広島)、扇原貴宏(横浜)125万ユーロ(約1億5000万円)
 
9位:齋藤学(横浜)、土居聖真(鹿島)、郄萩洋次郎(FC東京)、柏好文(広島)120万ユーロ(約1億4400万円)
 
 2位のニウトンはクルゼイロでブラジル全国リーグ連覇&ベストイレブンに輝き、インテル行きも噂された2014年の評価額が500万ユーロ(約6億円)。現在の清武と同等だ。ただ、その後はブラジル代表入りや欧州行きが実現しなかったことあり評価は伸び悩み、昨年6月に神戸に加入する頃には現在の350万ユーロ(約4億2000万円)まで落ちていた。
 
 興味深いのは、3位に入った青山敏弘の評価か。柏木陽介や山口蛍より高く、その額は160万ユーロ(約1億9200万円)。代表での実績で劣る青山に現役日本代表よりも高値が付いたのは、15年からのJ1リーグ連覇、そして3位入賞を果たした15年クラブワールドカップでの実績が評価された形か。
 
 その他で注目したいのは、9位の齋藤学。現時点では120万ユーロ(約1億4400万円)だが、このままJリーグで活躍を続け、今夏もしくは来冬に欧州進出が叶えば、金額は跳ね上がるはずだ。
 
 同じ横浜の新戦力ダビド・バブンスキーはJ開幕2試合で連続ゴールと台頭著しいが、評価額は50万ユーロ(約6000万円)。バルサの下部組織出身だがトップチームでの公式戦出場経験がなく、その後は欧州トップレベルとは言い難いセルビアのレッドスターに所属していたことが理由か。