今冬にセビージャからC大阪に復帰した清武が、Jリーグで最も価値の高い選手に。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 新シーズンが幕を明けたJリーグは、J1とJ2が4節、J3が2節を終えた段階だ。今回はその計57クラブの選手の市場価値を調べ、総合ランキングとポジション別のランキングを作成した。
 
 参考にしたのは世界中の移籍情報を扱うウェブサイト『transfermarkt』の推定市場価格。近年の成績とパフォーマンスをはじめ、年齢、ポテンシャル、マーケットでの人気度、そして実際の移籍金などを総合して、“選手の価値”を算出するものだ。
 
 いちウェブサイトの独自算定にもかかわらず、『transfermarkt』の推定市場価格には世界中のサッカー関係者が高い信頼を寄せている。Jクラブ所属選手の価値を図るうえでも、指標のひとつとなるはずだ。
 
 ちなみに、30歳を過ぎると移籍金と同じくこの推定市場価格も大きく下落する。
 
まずは、総合ランキングを見ていこう(1ユーロ=120円で換算)。
 
【総合ランキング】
1位:清武弘嗣(C大阪/MF)500万ユーロ(約6億円)
 
2位:ラリベイ(千葉/FW)400万ユーロ(約4億8000万円)
 
3位:ヴィクトール・イバルボ(鳥栖/FW)、ニウトン(神戸/MF)350万ユーロ(約4億2000万円)
 
5位:チアゴ・アウベス(清水/FW)240万ユーロ(約2億8800万円)
 
6位:ウーゴ・ヴィエイラ(横浜/FW)200万ユーロ(約2億4000万円)
 
7位:森重真人(FC東京/DF)180万ユーロ(約2億1600万円)
 
8位:青山敏弘(広島/MF)、塩谷司(広島/DF)160万ユーロ(約1億9200万円)
 
10位:西川周作(浦和/GK)、柏木陽介(浦和/MF)、槙野智章(浦和/DF)、山口蛍(C大阪/MF)、ディエゴ・オリベイラ(柏/FW)150万ユーロ(約1億8000万円)
 
 1位はスペインの強豪セビージャから古巣に帰還した清武弘嗣だ。市場価格はC大阪がセビージャに支払ったという500万ユーロ(約6億円)そのまま。Jクラブに所属する日本人選手では群を抜いて高く、その額は5位に入った森重真人の約2.8倍である。
 
 ただし、清武の1位は今夏までの限定かもしれない。すでに神戸がガラタサライからルーカス・ポドルスキを獲得することを発表しており、夏に合流する可能性が高いからだ。
 
この元ドイツ代表FWの現時点での評価額は600万ユーロ(約7億2000万円)。所属元のガラタサライは移籍金を260万(約3億1200万円)ユーロと発表したものの、ポドルスキの実績を考えれば、市場価値が大きく下がるとは思えない。『transfermarkt』も、500万ユーロ前後の値をつけてくる可能性が高い。
 
 話を現在のランキングに戻すと、2位に入ったのは以外にもJ2所属の選手だった。今季、UAEのバニーヤースから千葉に新加入したアルゼンチン人のラリベイだ。
 
このストライカーは、13-14シーズンにラージョ・バジェカーノで12ゴール、翌14-15シーズンにセルタで11ゴールと結果を残した。スペイン1部での2年連続の二桁ゴールが、400万ユーロ(約4億8000万円)という高い評価に繋がっているのだろう。
 
 3位は3月に入って鳥栖に電撃加入したコロンビア代表FWのイバルボと、かつてインテルが獲得に動いたと言われているニウトン、5位が同じく3月に清水に入団した名門サントス出身のチアゴ・アウベス、6位には15-16シーズンにセルビアの名門レッドスターで20得点を挙げ、年間最優秀選手を受賞したウーゴ・ヴィエイラが入った。
 
 Jリーグ叩き上げの選手は7位からの登場で、7位には日本代表レギュラーの森重真人。8位には15年からJ1リーグ2連覇を成し遂げた広島のふたりがラインクインしている。