強風により初めて大会がキャンセルに(出典:https://www.theguardian.com)

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3月12日、世界中のサイクリストが南アフリカに集まる大会「ケープタウン・サイクルツアー」が強風のためキャンセルとなった。40年の歴史を誇るこの大会が中止となるのは初めてのことだという。

「ケープタウン・サイクルツアー」は世界中から参加者3万5千人以上が集い、ケープ半島を一周する市をあげてのロードレースである。前日から国道を一部閉鎖するなど、伝統のあるスポーツイベントだ。

12日の本番当日は、開催に暗雲が垂れ込めていた。大会で通るハウトベイのタウンシップにて大規模な火災が前日に発生し、さらに同日には「ケープタウン・サイクルツアー」とは関係のない抗議行動が予定されていたため、通常の109キロコースを変更して78キロに短くしなければならなかった。

また、当日の早朝はかつてないほどの強風となった。ある地点では風速が100km/hを記録した。これは木が根こそぎ倒れるほどの強さだ。

スタート地点での強風も激しく、プロのサイクリストですら自転車をこぐことができず、風に飛ばされないようじっと耐えるほかなかった。またある人は風にあおられて飛んで行きそうな自転車を支えるだけで精一杯の状態であった。

大会主催者や市を含めた関係者らが協議した結果、参加者の安全第一を考慮して大会当日の朝6時38分に「ケープタウン・サイクルツアー」を中止する決断が下された。その後インタビューに答えた大会管理者のベレアス氏は、今年の大会に関して日程を改めて開催することはなく、さらに大会参加費も規則にのっとり返金しないことを発表した。

ちなみに大会で提供するはずであった食べ物などは、11日に発生したハウトベイ・タウンシップの火災被害者に提供されることとなった。

参加者のツイッターには、「安全を第一に考えれば中止は仕方がない」という趣旨のコメントが多く寄せられている。

出典:https://www.theguardian.com
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)