ニコ生で「翻刻の基礎」を学べる生放送実施

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ドワンゴが運営する日本最大級の動画サービス「niconico」にて、京都大学古地震研究会との共同企画として開始した、くずし字で書かれた地震古文書をデータ化する「京大×
niconico【みんなで翻刻してみた】プロジェクト」の第2弾・第3弾の企画が実施される。

第2弾としては、2017年4月5日(水)21時より「ニコニコ生放送」にて、「京大×niconico【みんなで翻刻してみた】〜翻刻の基礎の基礎を学ぼう〜」を放送。そして第3弾では、「ニコニコ超会議2017」(4月29日・30日開催)で展開する、企画・準備・運営すべてをユーザーに”まるなげ”するエリア「超まるなげひろば」に出展する。

本プロジェクトは、京都大学古地震研究会とニコニコユーザーが協力して、「くずし字」で記録された数多くの古い地震史料を、より多く翻刻する企画で、3月1日(水)より始動した。翻刻は古文書に書かれた「くずし字」を「楷書」に変換することを意味し、初心者でも同研究会が開発したアプリ「みんなで翻刻」を使用すれば、古文書を翻刻することが可能だ。また地震史料の翻刻を行うことで、まだ発見されていない過去の災害やその被害状況を知ることができる。本プロジェクトによって翻刻されたデータは、地震防災や減災に役立たせ、将来的には地震年表や地震発生分布地図の作成を目指すとのこと。

そして新たにniconicoのプレゼン共有サービス「ニコナレ」を活用し、京都大学古地震研究会の方々が翻刻資料を投稿することで、いつでも翻刻について学ぶことができるほか、ユーザーの自宅や蔵などに眠っている古文書の投稿を募集し、より多くの貴重な古い地震史料の発見を目指す。

本プロジェクト第2弾では「京大×niconico【みんなで翻刻してみた】〜翻刻の基礎の基礎を学ぼう〜」と題したニコニコ生放送を放送する。番組内では、第1弾の生放送で出題した宿題の答えあわせを通じて、京都大学古地震研究会の方々が「翻刻の基礎」をさらに深く掘り下げ、分かりやすく解説する。

そして第3弾では、「ニコニコ超会議2017」で展開する「超まるなげひろば」に出展し、京都大学古地震研究会の方々が翻刻のワークショップやレクチャーを展開することで、ネット上だけでなく会場に集うリアル来場者と共に、古い地震史料の“リアルタイム翻刻”に挑む。

■プロジェクト第2弾 生放送概要
・番組タイトル:京大×niconico【みんなで翻刻してみた】〜翻刻の基礎の基礎を学ぼう〜
・放 送 日 時 :2017年4月5日(水)21:00 〜
・ 出 演 者 :橋本雄太(MC/京都大学大学院文学研究科/「みんなで翻刻」開発者)
        天野たま(アシスタント/京都大学大学院文学研究科)
        中西一郎(解説/京都大学大学院理学研究科教授)
        加納靖之(解説/京都大学防災研究所助教)
・放 送U R L : http://live.nicovideo.jp/watch/lv292553813

■プロジェクト第3弾 超会議2017出展概要
・出展タイトル: 超みんなで翻刻してみた(超まるなげひろばエリア内)
・開 催 日 時 : 2017年4月29日(土)10:00 〜 18:00、30日(日)10:00 〜 17:00
・ 会  場  : 幕張メッセ国際展示場1〜11ホール、イベントホール

■【みんなで翻刻】公式サイト

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