仏領ギアナのクールー宇宙センター(2016年11月15日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】南米大陸の北東端にある仏領ギアナ(Guiana)のクールー宇宙センター(Kourou Space Center)で20日、職員らによるストライキにより、21日に予定されていた「アリアン5(Ariane 5)」ロケットの打ち上げが延期された。このロケットでブラジルと韓国の通信衛星が打ち上げられる予定だった。

 ロケットを発射台に移動させようとしたが、ストライキに参加した職員らがタイヤや木製パレットを積み上げて妨害した。

 宇宙産業大手アリアンスペース(Arianespace)は声明で「発射台への移動を24時間延期することを余儀なくされた」と述べた。

 打ち上げが予定されていたロケットには通信衛星2基が搭載されていた。

 ブラジルの「SGDC」衛星は同国政府と軍の戦略通信のほか、ブラジル全土にブロードバンドサービスを提供して遠隔地などでのインターネット接続を支援することを目的としている。

 韓国の衛星通信事業者KTサット(KTsat)の「KOREASAT-7」は、韓国、フィリピン、インド、インドネシア、東南アジア向けの動画やデータ通信サービスに使われる予定。

 ロケットの打ち上げは22日午後5時31分〜同8時20分(日本時間23日午前5時31分〜同8時20分)に延期された。

 地元労組によると、今回のストライキはフランス電力(EDF)のギアナ部門とクールー病院の職員らが中心となって行われたという。
【翻訳編集】AFPBB News