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大阪の学校法人「森友学園」が国有地を格安で購入した問題で、「忖度(そんたく)」という言葉が国会でも取り沙汰されている。参院予算委員会で民進党の福山哲郎参院議員が「安倍昭恵夫人が名誉校長に就任している小学校を近畿財務局だって財務省だって、『忖度』するでしょ」と追及した。忖度とは、辞書によると「他人の心中をおしはかること」とある。官僚にとって、忖度とは何か。元経済産業省の岸博幸・慶応大学大学院教授らに聞いた。

政治家に評価されたい官僚の行動原理

忖度の前に、官僚の行動原理について岸氏が説明する。まず第1に国会で叩かれたくないこと。次にメディアに叩かれたくないこと。そして3つめが政治家や上司に評価されたいこと。簡単にいえば出世したいこと。だから、忖度するというわけだ。官僚に限らず、サラリーマンも思い当たるところがあるだろう。

司会の羽鳥慎一「岸さんは忖度したことがありますか」

岸「たくさんあります。対ロシアとエネルギー問題を担当したときは、うるさい政治家がいましたので、その彼が言うことを最優先し、その都度報告しました」

元経済産業省の石川和男氏も許認可や補助金について何度もあったという。例えば、頼まれていなくても申請書類の書き方を丁寧に示したり、詳しい資料を持って説明に上がったりした。

司会の羽鳥慎一「そこにお金が発生すると、話が変わってきますね」

「税金使うから本来やってはいけない」

岸「官僚は民間と違って、税金を使っているので、本来はやってはいけないのです」

自分もたくさん忖度をやったと言っていたが、丁寧に親切したが、税金に絡むことではなかったということか。そのボーダーラインは難しいのではないか。

森友学園問題で、「忖度」は解明できるのか。