中国メディア・環球網は20日、韓国・仁川国際空港から飛行機に乗った中国人観光客が韓国人観光客と座席を巡り口論となり、制止に入った客室乗務員に罵声を浴びせた疑いで警察に身柄を一時拘束されたと報じた。(イメージ写真提供:(C)jipen/123RF)

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 中国メディア・環球網は20日、韓国・仁川国際空港から飛行機に乗った中国人観光客が韓国人観光客と座席を巡り口論となり、制止に入った客室乗務員に罵声を浴びせた疑いで警察に身柄を一時拘束されたと報じた。

 記事は、韓国・聯合ニュースの20日付報道を引用。中国人乗客Aが19日午後8時仁川発香港行きの大韓航空機上で、予約した座席とは別の席に座ったことで、後から搭乗してきた韓国人乗客Bと口論になったと伝えた。Aは制止しようとした乗務員らに対して侮辱的な言葉を浴びせかけて騒動を起こし、同航空はすでに滑走路を走行していた飛行機をいったん駐機場に引き返したうえで、Aの身柄を仁川国際空港警察に引き渡したとしている。

 報道によると、Aは中国の旅行会社職員で、観光客20人あまりを連れて香港に向かう途中だったという。騒動によってこの航空便には2時間46分の遅延が発生したとのことだ。現地の警察当局は航空安全保障規定に基づきAの身柄を一旦拘束したが、騒動の程度が軽かったことから取り調べのうえ、すでにAを本国に送還したことを明らかにした。一方、大韓航空はAに対して今後同航空便への搭乗を拒否する姿勢を示しているという。

 少し前であれば、中国人のマナーやモラルの問題ということで片付けられそうなトラブルだが、中韓両国の関係の現状を考えると、トラブルが発生した背景に政治的な問題に起因する双方のネガティブな感情があることは否めないだろう。現在の両国のギクシャクした関係を象徴するようなトラブルと言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)jipen/123RF)