【Chart insight of insight】もはやロングセラーの常連?! Perfumeが長くチャートに入る理由

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上位がガラリと総替りした今週のHot100。閑散期だった1〜2月から一転し、3月以降はリリースラッシュが続く時期。おそらく毎週のようにランキングも大幅に変化していくこと予想される。

 そんな激戦期に、星野源と並んで健闘しているのが、Perfumeの新曲「TOKYO GIRL」だ(【表1】)。2/15リリースなのですでに1ヶ月以上経っているのだが、今週のHot100では5位をキープしている。いわゆるアイドルやガールズ・グループは、一般的に初動は大きいものの下がっていくのも早い傾向がある。しかし、Perfumeの場合はチャート上位にしばらくとどまるのが当然のようになっている。

 これは、前作のシングル「FLASH」のデータを見ればよくわかる(【表2】)。この曲は2016年3月にデジタル配信されているのと、アルバムの先行シングルだったということもあり、単発でCD盤もある新曲とそのまま比較するのは無理があるかもしれないが、少しは参考になるはずだ。表を見てみると、セールス数(紫のグラフ)とラジオのオンエア回数(緑のグラフ)がほぼ並行で推移していて、少し時間差で動画再生数(赤のグラフ)がグッと伸びている。楽曲の良さはもちろんのことながら、映像での需要も大きく、それによって波及率が高いことは見ての通り。これら以外にもツアーやプロモーションなど様々な要素が絡み合っての評価ではあるが、ラジオやダウンロードでの支持からうまく動画へとシフトしているのが上手い。

 この観点からいえば、新曲「TOKYO GIRL」も、同様な動きをする可能性も高い。動画再生数(赤のグラフ)はグイッと上がってきている上に、フィジカルのCDがあることによってPCでのCD読み取り数を意味するルックアップ(オレンジのグラフ)が加算されるのも追い風になりそうだ。このルックアップは、主にレンタルの指針になる。となると、YouTubeでMVを見るユーザーが増え、ダウンロードしたりレンタルするという流れをうまく作れれば、今作も長くチャート上位にランクインし続けることだろう。text by 栗本斉