個性的なゲスト陣と作り上げた、主張の強いポップ・ナンバー目白押し / 『ナンバー1エンジェル』チャーリーXCX(Album Review)

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 女性ラッパー、イギー・アゼリアの「ファンシー」(2014年)で大ブレイクを果たした、チャーリーXCXの最新ミックステープ『ナンバー1エンジェル』が、2017年3月10日にリリースされた。世界中のおしゃれ女子たちから絶大な人気を誇る、チャーリーらしい、赤いポップなジャケットがインパクト絶大。

 ビジュアルのみならず、楽曲も主張の強いナンバーが揃っている。全10曲チャーリー自身が制作を手掛け、プロデュースは、A.G. Cook(エー・ジー・クック)や、ソフィー、ダニー・L・ハールなど、エレクトロ・シーンで活躍する人気アーティストたちが担当。シャキーラやM.I.A.、クリスティーナ・アギレラ等を手掛けるジョン・ヒルも参加している。

 メジャー・レイザーの「リーン・オン」(2015年)でボーカルを担当した女性シンガー、ムーとのコラボ・ソング「3AM(プル・アップ)」や、シカゴ出身のフィーメール・ラッパー、カップケーキ(Cupcakke)の高速ラップが光る「リップグロス」、アフィの個性的な声がアクセントになっている、80年代風の「ベイビーガール」など、ゲストの良さが活かされたナンバーが目白押し。

 ロンドン出身のポップシンガー、レイと、ロサンゼルス出身のラッパー、スター(Starrah)の2人がフィーチャーされた「ドリーマー」は、全米で大流行中のトラップ・ソング。この曲の他にも、ニューヨーク出身のR&Bシンガー、アブラが参加した「ドラッグス」や「ホワイト・ローゼス」、「ブレイム・イット・オン・ユー」なども、トラップの要素を含んでいる。

 もちろん、自身最大のヒット曲「ブーム・クラップ」(2014年)のようなエレポップ・チューンも健在。「エモーショナル」や「ILY2」などは、これまでのチャーリーらしいナンバー。ダンスホールっぽく仕上げた「ロール・ウィズ・ミー」も面白い。

 チャーリーは、今年8月に開催される【SUMMER SONIC 2017】への出演が決定していて、同ステージでは本作からも何曲か歌われるだろう。現在、『ナンバー1エンジェル』に続く、3作目のスタジオアルバムも制作中。今年中にリリースされるかもしれない。


Text: 本家 一成

◎リリース情報
『ナンバー1エンジェル』
チャーリーXCX
2017/3/10 RELEASE
デジタル配信
https://goo.gl/oCvA36

◎来日情報
【SUMMER SONIC 2017】
2017年8月19日(土)〜20日(日)
東京会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ
大阪会場:舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
INFO: http://www.summersonic.com/2017/