山本有二農林水産相は21日の閣議後記者会見で、東京電力福島第1原発事故を受けて輸入が禁止されている日本産食品が中国国内で流通していると報じた同国国営中央テレビの報道に関して、「極めて遺憾。誤解に基づく事実誤認が日本にとって最も迷惑な話だ」と非難した。中国は現在、宮城、福島、東京など10都県からの食品輸入を禁止。その他地域の食品は、産地証明書などを条件に輸入を認めている。

 この報道を受け、中国の日系スーパーなどが店頭から日本産食品を一時撤去する騒ぎとなった。中国をはじめ30以上の国・地域で続く日本産農産品に対する輸入規制に関し、山本農水相は「科学的根拠に基づいて撤廃・緩和を粘り強く働き掛ける」と述べた。