開発者のGabriel O'Flaherty-Chanさんが、「Apple Watchにはコンテンツが少なすぎる」ということで、自身のお気に入りである「ポケットモンスター ピカチュウ」をApple Watch上でプレイできるようにするために開発したエミュレータが「Giovanni」です。これはApple Watch向けのゲームボーイエミュレータで、実際に「Apple Watch Series 2」上でゲームをプレイしている様子が公開されています。

Making “Giovanni”, a Game Boy Emulator for the Apple Watch

http://gabrieloc.com/2017/03/21/GIOVANNI.html

Developer Hacks Apple Watch to Run Game Boy Emulator - Mac Rumors

https://www.macrumors.com/2017/03/20/apple-watch-game-boy-emulator/

This hack turns an Apple Watch into a mostly working Game Boy Color - The Verge

http://www.theverge.com/circuitbreaker/2017/3/20/14989094/giovannni-apple-watch-game-boy-emulator-hack

O'Flaherty-Chanさんによると、Giovanniの開発は「フレームレートとパフォーマンスの正しいバランスを見つけ出すことが難しかった」とのことですが、最終的には「驚くほど使いやすいエミュレータになった」そうです。Giovanniではゲームボーイとゲームボーイカラー用のソフトがプレイ可能で、O'Flaherty-Chanさんによるデモンストレーションではポケットモンスター ピカチュウをプレイしている様子が公開されています。

ポケットモンスター ピカチュウを起動した際に表示されるオープニング映像がApple Watch上で流れます。



物語の最初に草むらの中でピカチュウと遭遇するシーンもApple Watch上で体験可能。



Giovanniは既存のiOSエミュレータである「gambatte」をもとに開発されたもので、これによりデジタルクラウンを操作系として使用可能になっているとのこと。



エミュレータの名前は、初代ポケットモンスターに登場する悪役「サカキ」の英語版名である「Giovanni(ジョバンニ)」にちなんで名付けられたものだそうです。

ゲームボーイの各ボタンはApple Watchの画面上では以下のように配置されています。



O'Flaherty-Chanさんによると、watchOSにはOpenGLやMetalのサポートの欠如など制約が多いそうで、それらに起因するバグに苦しんでいるとのこと。

なお、O'Flaherty-Chanさんが開発したApple Watch用のゲームボーイエミュレータ「Giovanni」のソースコードは以下のリンク先で公開されています。

GitHub - gabrieloc/GIOVANNI: A Gameboy Emulator for the Apple Watch