中国でも「失われた20年」という言葉はよく知られており、日本経済はすっかり衰退していると誤認している中国人も少なくない。そのため、日本を旅行で訪れ、「失われた20年に相当するような姿は日本のどこにも見られなかった」との感想を抱く人もいるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国でも「失われた20年」という言葉はよく知られており、日本経済はすっかり衰退していると誤認している中国人も少なくない。そのため、日本を旅行で訪れ、「失われた20年に相当するような姿は日本のどこにも見られなかった」との感想を抱く人もいるようだ。

 中国メディアの今日頭条は20日、日本の自動車産業は世界をリードする立場にあることを指摘したうえで、なぜ日本の自動車産業は「失われた20年」を経験していながら、今なお世界トップの技術力を維持できるのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、米国が第2次世界大戦後の日本に軍用車の修理などを依頼したことで、日本の自動車産業は急激な回復を遂げたとしながらも、日本には戦前から自動車産業が存在していたのは事実であり、1950年代から80年代にかけての30年間で日本の自動車産業は米国を優に追い越してしまったと指摘。それ以降、日本は世界の自動車産業をリードし続けていると論じた。

 世界で自動車産業が発達したことで人びとの生活は便利になったと指摘する一方、自動車からの排ガスによって環境破壊が進んでしまったと指摘。資源が少ないという不利な条件が奏功し、日本の自動車産業は省エネに活路を見出したとし、日本のハイブリッド技術をはじめ、燃費性能を高めるための技術は今や世界一の水準にあると紹介した。

 さらに、日本独特の車である軽自動車を挙げ、軽自動車も「道路が狭く、駐車スペースが少ない」という日本の環境に応じて生まれた車であることを指摘し、つまり日本の自動車メーカーは消費者のニーズの汲み取り方が非常に上手であると指摘。ご飯と刺身という単純な組み合わせを「寿司」という料理に昇華させ、世界に名だたる料理へと発展させたように、日本人の真面目さや厳格さは自動車産業においても存分に発揮されているとし、日本国内における経済成長率が低迷しても自動車産業は世界で稼ぐことができており、こうした要素が日本の自動車産業が今なお世界をリードできる要因であると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)