健康茶ブームが続いています。様々な植物がお茶の原料とされ、名前だけでは何を原料としているのか分からないこともありますよね。今回は「白いさつまいも」を原料とするお茶「シモン茶」をご紹介しましょう。

さつまいものようなシモン芋

「白いさつまいも」と称されるシモン芋は、別名カイアポ芋とも言われ、南米ブラジルのカイアポ山地原産の芋です。そしてシモン茶とは、シモン芋の葉や茎をお茶にしたものです。南米では、シモン芋は昔から滋養強壮の食品として知られており、健康を保つために大切にされてきました。栄養価の高いシモン芋は、育つ時に地中の栄養分をできる限り吸い上げて成長していきます。その結果、シモン芋を収穫した後の土地では数年の間、食物栽培ができなくなるほどだそう。

栄養効果の高いシモン茶

生命力の高いシモン芋は、芋だけではなく葉や茎、根などすべての部分にたっぷり栄養分が詰まっています。もちろん葉や茎を使ったシモン茶にも栄養分がいっぱい含まれています。例えばビタミンB群、C、E、Kなど豊富なビタミン類。ビタミンは体内で作ることができないため、食品などから摂取する必要があります。お茶で毎日必要なビタミンを効率良く補給できるのは嬉しいですね。

それからシモン茶には、健康な体を作る上で欠かせないミネラル(鉄分やカルシウムなど)もバランスよく含まれています。食物繊維も豊富で、その量はさつまいもの3倍にもなるそうです。腸の蠕動(ぜんどう)運動を促すヤラピンという成分も含まれおり、食物繊維とヤラピンのダブル効果で、腸内環境を整え便秘改善が期待でき、デトックス効果も抜群です。さらにはシモン茶にはレシチンも含まれ、血液中のコレステロールを抑える働きがあるので、動脈硬化などの予防にも最適です。

初めての方でも飲みやすいシモン茶

健康茶の中には個性が強くて飲みにくいものもあります。しかしシモン茶は味や香りなどのクセが少なく、初めての方でも飲みやすいと評判です。飲み方は簡単、茶葉またはティーバッグを数分お湯の中で煮出してから飲みましょう。ところで健康効果が高いというシモン芋の方も気になりますね。シモン芋はさつまいもを白くしたような形態ですが、さつまいもほどの甘みはないそうです。大学芋や炒め物にして、味付けすることで美味しく頂けます。シモン芋のように、まだ日本であまり知られていない健康野菜はたくさんあります。手に入りにくいものもありますが、機会のある時に少しずつ試していきたいですね。


writer:Akina