ニュージーランドの首都ウェリントンの空港で警備に当たる警察官(2014年4月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ニュージーランド当局は、重大な犯罪に関わったとして警察の取り調べを受ける可能性に直面したものの、米政府が外交特権の放棄を拒否した米国人外交官に国外追放処分を下した。当局関係者が20日、明らかにした。

 ニュージーランドのビル・イングリッシュ(Bill English)首相は米国側が自国の外交官への免責特権を放棄しなかったことに遺憾の意を表明し、米当局が捜査を行うよう望むと述べた。記者団に対し、「わが国に滞在しているすべての外交官には、わが国の法律に従ってもらいたい。法律違反があった場合は、わが国の警察に捜査を求める」と述べた。

 ニュージーランドの警察当局によると、今月12日早朝、首都ウェリントン(Wellington)郊外のロウアーハット(Lower Hutt)で事件発生の通報を受けて警官が現場に駆け付けたところ、事件に「関与していた駐ウェリントン米大使館の人間」は既に姿を消しており、逮捕者は出なかったという。

 容疑の詳細については明らかにされていないが、地元メディアは、鼻の骨を骨折し、目にあざをつくった問題の外交官が先週、妻や子どもたちと一緒にニュージーランドを出国したと報じている。この外交官はコリン・ホワイト(Colin White)という人物だとの報道もある。

 ニュースを報じたテレビ・ニュージーランド(TVNZ)によれば、ホワイト氏は駐在技官で、ニュージーランドの情報機関GCSBと緊密な関係にあったという。
【翻訳編集】AFPBB News