ブラジルの首都ブラジリアのステーキレストランで、各国の外交官らとステーキを食すミシェル・テメル大統領(2017年3月19日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】世界有数の食肉生産国として知られ、国内外に広く鶏肉などを販売しているブラジルで、食肉の安全性をめぐり不正問題が発覚したことを受け、同国のミシェル・テメル(Michel Temer)大統領は19日、各国の外交官らを首都ブラジリア(Brasilia)のステーキレストランに招待し、同国産の食肉の安全性をアピールした。

 テメル大統領はブラジルの伝統的な肉料理、シュラスコを提供するレストランへ外交官らを招待。「もし招待を受けてくれたらとてもうれしい」と呼び掛け、19人が参加した。

 ブラジル警察は17日、2年間にわたる捜査により、公衆衛生検査官数十人が食肉加工業者から賄賂を受け取り、衛生基準を満たさない食品を消費に適しているとして承認していた、との不正が明らかになったと発表。これまでに少なくとも30人を逮捕し、12以上の食肉加工業者を強制捜索した。

 ブラジルで生産される食肉は、サウジアラビア、中国、シンガポール、日本、ロシア、オランダ、イタリアといった主要市場を含め、150か国以上に輸出されている。ブラジル政府の統計によると、昨年の売り上げは鶏肉で59億ドル(約6600億円)、牛肉で43億ドル(約4800億円)に達したという。
【翻訳編集】AFPBB News