槙野はアデミウソンの突破を食い止めながら攻撃に厚みをもたらした。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ4節] ガンバ大阪 1-1 浦和レッズ
2017年3月19日/市立吹田サッカースタジアム
 
【G大阪1-1浦和 PHOTO】浦和が終了間際のPK弾でG大阪に執念のドロー!

 日本代表のDF槙野智章が19日の4節・G大阪戦で先発し、J1通算250試合出場を達成した。試合は1-1で引き分け、勝点1を分け合った。槙野はその試合直後、ロシア・ワールドカップのアジア最終予選のUAE戦(23日、アブダビ)に臨むため日本を出発した。
 
 この日、浦和はG大阪対策で3-4-1-2の布陣を採用。左ストッパーの槙野はアデミウソンのアタックに対応しながら、前方にいるウイングバックの宇賀神と連動し合って攻撃を仕掛けた。
 
「相手うんぬんではなく、あくまで自分たちのスタイルにこだわりを持つペトロヴィッチ監督だけに、相手の良さを消すために2トップや後ろ3人でボールを回す形など対策を練って臨んだのは、珍しいこと。相手も苦しんだと思う」
 
 そう語る槙野だが、飛び込んできた今野を止め切れず「結果的に、やられてしまった……」と先制点を許してしまった。一方、攻撃面ではクロスバー直撃のミドル、ポストに阻止されたヘディング弾など気を吐き、終盤の同点劇につなげた。
 
「勝点1を拾ったかもしないし、勝点2を失ったとも言える。ただチャンスの数から考えれば(シュートは浦和が16対4と攻めた)、最後のPKにつながったのは必然だったと思う」
 
 J1通算250試合出場の“節目”にちょうど達して、ワールドカップ最終予選に臨む。
 
「阿部(勇樹)選手、楢粼(正剛)選手をはじめ素晴らしい結果を残していて、僕も(250試合出場は)通過点にすぎない」
 
 そして日本代表での“決戦”へ気持ちを切り替えていた。キャプテンの長谷部誠がブンデスリーガで負った膝の傷は、手術を要するほどだと判明。加えて、日本はこの2連戦のうち1試合でも引き分ければ窮地に立たされる状況に置かれている。
 
「全員がチームのために戦わなければいけない。長谷部さんに頼ってばかりもいられません。僕ももう中堅ではないし、引っ張っていくような存在になっていかないと」
 
 日本の総力戦になる--。槙野はそう強調していた。
 
 取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 

3月シリーズの日本代表メンバー25名は以下のとおり。

GK
西川周作(浦和レッズ)
川島永嗣(メス/フランス)
林彰洋(FC東京)
 
DF
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルク/ドイツ)
長友佑都(インテル/イタリア)
槙野智章(浦和レッズ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
森重真人(FC東京)
昌子源(鹿島アントラーズ)
植田直通(鹿島アントラーズ)
 
MF
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)※
山口 蛍(セレッソ大阪)
今野泰幸(ガンバ大阪)
郄萩洋次郎(FC東京)
倉田秋(ガンバ大阪)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
清武弘嗣(セレッソ大阪)
 
FW
本田圭佑(ミラン/イタリア)
浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
宇佐美貴史(アウクスブルク/ドイツ)
大迫勇也(ケルン/ドイツ)
岡崎慎司(レスター/イングランド)
久保裕也(ヘント/ベルギー)
 
※長谷部は出場できない見込み。