(写真提供=SPORTS KOREA)SIX BOMBのメンバーたち

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話題作りと人気獲得のために韓国のとあるガールズグループが行なった行為に、賛否両論が起きている。渦中のガールズグループの名は“SIX BOMB”だ。

2012年に6人組ガールズグループとしてデビューするも、メンバーの脱退や入れ替えを重ねつつ、息の長い活動を続けてきた2015年からは4人組グループとして定着し、現在はソア、ダイン、ガビン、スルビの4人グループに。

「第1回忠州(チュンジュ)アジア・フェスティバル」の広報モデルを務めたり、中国で2カ月連続公演を実施したりするなど、着実にその知名度を上げてきた。熱心なファンたちが彼女たちのセクシー写真を進んでSNSなどにアップすることから、“チッケン・ドル”(「ファンたちが直接アップするアイドル」という意味)としても知られてきた。

その一方で元メンバーが過去に成人映画に出演していたことが明るみになったり、ミュージックビデオ内で着用していた衣装が扇情的だったせいで、放送通信審議委員会から「着用放送不可」判定を受けるなど、何かと話題を集めていたお騒がせガールズグループでもある。

そんな“SIM BOB”が新曲『綺麗になっている途中です』の発表に合わせて、今度は「美容整形」に挑んだ過程を公開したのである。

世界的な美容整形大国として知られる韓国だけに、美容整形は決して特別なことではない。かつては整形を告白する芸能人はほとんどいなかったが、近年は「美貌を保つ秘訣はエステと整形」と堂々と公表する女優やタレントも増えている。

(参考記事:大物女優やアイドルも大胆公表!! 整形告白した韓国芸能界のスターたち

ただ、現役のガールズアイドルが「美容整形」の事実を堂々と告白するのは珍しい。しかも、SIX BOMBのメンバーたちは整形手術の詳細まで明かしている。

なんでもソア、ダイン、カビンの3人の整形手術代で9500万ウォ(約950万円)、鼻を手術したスルビの手術料が500万ウォン(約50万円)でメンバー合計1億ウォン(約1000万円)。

一部では所属事務所がメンバーたちに美容整形を強要したのではないかとの噂も流れたが、「事務所としては一切強要していない。メンバーたちのアイディアで、全員同意のもとで実施された」というのだから驚きだ。

メンバーたちも韓国メディアの取材に対し、「整形は嫌じゃなかった。画面に映る自分の姿を見ると欠点が目について整形したいときもあった」(ダイン)、「女性なら綺麗になりたいと思うは当然のこと。一人だったら大変だけど、メンバー全員だったので気にならなかった」(カビン)と話しているほどである。

日本でも昨今、女優やタレントたちがテレビ番組や自身のブログで整形したことを平然と告白するようになったが、韓国もそうした流れにあるのだろう。韓国でも「美容整形に対する価値観」が変わりつつあるのは間違いない。

ただ、美しくなりたいという一心で美容整形に踏み切った彼女たちに冷たい視線を送る者たちがいるのも事実だ。

ネット掲示板などでは「人気を集めたいなら整形ではなく実力を磨くべき」「腕の良い美容整形医を訪ねるよりも、良い作曲家や振付師を見つけて顔ではなく才能を磨いてもらえ」との声がある。

韓国のスポーツ新聞『イルガン・スポーツ』などは、「話題作りのために“整形予告”まで」と報じて、過熱するガールズアイドルたちのサバイバル戦争をチクリと指摘している。

近年はK-POPアイドルの異常なセクシー路線が過ぎて、性的な描写がどんどんエスカレートして問題となったが、その過熱ぶりが美容整形にまで発展しそうな現状に警鐘を鳴らす声もあるほどなのだ。

“雨後のタケノコ”のような勢いで次々とアイドルグループがデビューし、そのサバイバル戦争に勝ち残ろうと競争が激化する韓国芸能界。熱しやすく冷めやすい韓国人の国民気質などもあって、アイドルの賞味期限は「長くて5年以内」というジンクスもある。

人気競争に勝ち残れなかったグループは人知れず消えていくしかない現実が、彼女たちをセクシー路線や美容整形に走らせているのだろうか。

いずれにしてもSIX BOMBが踏み切った「美容整形プロジェクト」が、韓国芸能界の今後にどのような影響をもたらすか、引き続き注視する必要がありそうだ。

(文=慎 武宏)