17日、中国メディアの新華社が、日本製品に見られる匠の精神について紹介し分析する記事を掲載した。写真は砲丸。

写真拡大

2017年3月17日、中国メディアの新華社が、日本製品に見られる匠の精神について紹介し分析する記事を掲載した。

記事は、多くの砲丸投げ選手が日本製の砲丸を好んで使用すると紹介。1996年のアトランタ五輪から2004年のアテネ五輪までの3回の五輪で、男子砲丸投げの金銀銅メダル獲得選手が、いずれも日本製の砲丸を使用していたことを伝えた。

世界トップレベルの砲丸投げ選手によれば、日本製の砲丸を使用すると不思議なことに1メートルから2メートルほど記録を伸ばすことができるのだという。その秘密は、砲丸の質の高さで、絶妙な重心バランスゆえだ。この砲丸は、埼玉県の小さな工場で作られているという。

砲丸のほか、サッカーW杯で審判が使用するホイッスルも1982年スペイン大会から日本製が使用されているが、このホイッスルも東京の小さな工場で作られていると伝えた。

記事は、このような「匠の精神」がどこから来ているのかを分析。それは「仕事に対する熱情、敬意からであり、自分と他人に対する責任感からきている」と論じた。

そして、この匠の精神は日本製品のあらゆる分野に体現されており、カメラの分野ではフィルム時代であろうがデジタル時代であろうが、ニコンやキヤノンは究極を追及しているためカメラマンに人気であり、製紙、印刷、機械製造のどの分野でも、日本は世界トップレベルなのだとした。

また、磁器はもともと中国を代表する「名刺」のようなものだったが、日本による磁器の研究と応用には目を見張るものがあると指摘。防錆性、耐摩耗性の高いセラミック包丁はよく売れており、精密セラミック技術を応用した人工宝石は、その成分が天然宝石と変わらず非常に美しいと称賛した。さらに日本は、セラミック製の義歯、人工骨、人工関節なども開発しており、科学の進歩と健康にも貢献していると絶賛した。

最後に記事は、「真面目さ」ほど恐ろしいものはなく、古代中国では匠に事欠くことはなかったものの、中国ブランドを打ち立てる必要のある今日、「匠の文化」を継承し、「匠の精神」を大いに発揚することが求められていると結んだ。(翻訳・編集/山中)